BOSS's Column

「少年ジャンプ」やTVアニメシリーズ「NARUTO－ナルト－」の劇場版第７弾。過去にタイムスリップした主人公ナルトが抜け忍ムカデと死闘を繰り広げる日本のアニメ作品。793本目の映画投稿です。

木の葉隠れ里の忍者ナルトは、里の長である五代目火影の綱手から抜け忍ムカデ追跡の任務を受けます。

廃墟地下深くに眠る龍脈を狙うムカデを追って、仲間の忍者サクラとヤマトと共に廃墟「楼蘭」にたどり着いたナルト。しかしムカデが解放した龍脈のエネルギーに飲み込まれ意識を失っってしまいます。

やがて目覚めたナルトの目の前に広がっていたのは、天空までそびえる塔の並び立つ見たこともない町並み。様子のわからないままムカデを探し始めたナルトは、街の女王サーラと出会います。

そこは民衆に愛される王女によって治められた平和を謳歌する「楼蘭」でした。

少年少女向けの漫画のアニメ版と侮るなかれ、なかなか面白い。実は漫画もアニメも映画もこれまで全く見たことがなかったのですが、あっという間の２時間でした。

それは、子供向けといってもしっかりと描かれた絵と、それなりのプロット展開があればこそ。脚本はさすがにそれ向けではありますが、おじさんが観てもそれほど違和感はありません。

見所はやはり主人公と悪者のハイスピード・バトル。現実味とか、そんな「子供じみた」ことを言わなければ、ばかばかしくも結構堪能できます。

シンプルなキャラ設定にも好感が持てる本作。さすがの長寿漫画・アニメ・劇場版シリーズでした。

監督：むらた雅彦 2010年

原作：岸本斉史

BOSS的には・・・★★★☆☆

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