2011.11.28
Michael Jackson Commemorated 邦題:マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔
2009年に急逝した偉大なポップスター、マイケルジャクソンの素顔に迫ったドキュメンタリー作品。808本目の映画投稿です。
70年代以降、特に80年代のミュージシャンにとって、MTVなどマルチメディア勃興は音楽だけではないパフォーマンスを求めました。
逆にその音楽性だけでなく、視覚的なパフォーマーとして一斉を風靡するもの現れます。
そういう時代にひとつの文化や価値観までも作り上げたキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソン。
だからこそ彼を捉えるカメラは、そういうパフォーマンスの延長として、また増幅されたセレブとして彼の姿を私たちに伝えてきます。
そのことを誰よりも苦にしていたのが当のマイケルでした。その一挙一頭足が世界中にさまざまな影響を及ぼすVIP。
そんな彼が自分の素顔をファンに伝えようと、マネージャーのカメラの前でありのままの姿を見せます。
と言っても、私は彼の熱狂的なファンではありません。好きな曲も何曲かありますし、スリラーとかのPVを見るのも大好きです。ですが実は1枚も彼のアルバムを持っていません。
そういうレベルの人間を対象には作られていない本作は、したがって正直どうでもいいかもしれない映像にあふれ、彼の音楽やパフォーマンスを楽しむこともできず、ひたすらあのマイケル、それもカリスマ性のない一人の男を見続けることになります。
ということで、決して22世紀に残したい名作でもないですし、コアなファンの方へのスペシャル・プレゼントでしかありません。
出演:マイケル・ジャクソン
監督:マーク・シャフェル 2010年
BOSS的には・・・★☆☆☆☆
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