2011.11.23

Movies

TIN CUP 邦題:ティン・カップ

人生に挫折したプロ・ゴルファーが、愛する女性の支えによって全米オープンに挑戦する姿を描いたスポーツ恋愛もの。807本目の映画投稿です。

ティン・カップというあだ名のプロ・ゴルファーのロイ・マカヴォイ(ケヴィン・コスナー)は、大学時代の夢破れ、今はトレーラーで暮らしながらテキサス州の片田舎にあるゴルフ練習場のレッスン・プロをしていました。

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日銭をビールにつぎ込み、気の置けない仲間たちとの安楽な、しかし将来のない日々。

ある日、大学時代に彼とともにゴルフで名をはせた今やゴルフ界のスターとなったデイヴィッド・シムズ(ドン・ジョンソン)がやってきて、彼のキャディーをしてくれるよう頼まれます。

屈辱的な申し入れにもかかわらず、報酬目当てで引き受けたロイでしたが、プレー中に意固地な賭けをしてクビになります。

そんな彼の元にレッスンを受けに来たのは、美人の精神科医モリー・グリスウォルド(レネ・ルッソ)。ロイは自分とはまったく違うタイプの彼女に一目ぼれしてしまいますが、実は彼女はデイヴィッドの彼女だったのです。

一か八か告白をしますが、仕事の関係を超えられないと言われたロイは、全米オープンで優勝し彼女のハートを得ようと一大決心をします。

スポーツを題材にした作品は結構ありますが、これがゴルフとなるとなかなか少ない。ゴルファーやゴルフ・ファンと映画ファンの重なりの小ささかもしれませんねぇ。(そういうことではない?)私の知ってる限りでは、本作と「バガー・ヴァンスの伝説」くらいでしょうか?

で、本作はゴルフ・ファンのための・・・というよりは、やはりケヴィン・コスナーのファンの方のための作品。しかし彼のスウィングも、それはそれでなかなかのものです。

共演のレネ・ルッソは「メジャー・リーグ」にも出てましたが、やはり「リーサル・ウェポン」が有名ですよね。まあそれなりに無難にこなしているといいますか、ハリウッド的といいますか、それ以上でもそれ以下でもありません。

大会の模様が半分近くあるのですが、ゴルフを知っている物から見るとどうもつぎはぎに感じてしまいます。この辺も、ゴルフものの作品化、映像化の難しさゆえかもしれません。

それでも最後にはやっぱりうるうるしてしまうのは、歳をとって涙腺が緩んでいるだけではなく、ハリウッド・マジックのなせる業なのでしょう。

あまりゴルフに詳しくない方にもお勧めいたします。ちなみに登場するクラブは、懐かしのパーシモンです。

出演:ケヴィン・コスナー,レネ・ルッソ,チーチ・マリン,ドン・ジョンソン,デニス・バークレー

監督:ロン・シェルトン 1996年

BOSS的には・・・★★★☆☆

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