2011.12.07

Movies

SECONDS TO SPARE 邦題:フルメタル・ポイント

テロリストに乗っ取られた列車の中で、ただ一人彼らに立ち向かう元DEA隊員の活躍を描いたアクション作品。812本目の映画投稿です。

環境保護を訴えて過激な行動も辞さないNPOのリーダー、イブは、仲間たちとともに砂漠の真ん中にある政府の地下研究機関から生物化学兵器を盗み出します。

SECONDS-TO-SPARE.jpg

シドニー行きの列車に乗り込んだ彼らは列車を強奪し、政府に対して2500万ドルを要求します。

手にした金をを環境保護団体の活動資金にしようと考えたイブ。しかし仲間のラーキンは最初から金だけが目当てで、最終的にはイブを始末するつもりでした。ラーキンは、元CIAのエージェントでした。

一方、かつてラーキンにはめられ刑務所暮らしを余儀なくされた元DEA隊員のブレイクは、彼を追って同じ列車に乗り込みます。

ラーキンたちの悪巧みを知ったブレイクは、ただ一人彼らに立ち向かってゆきます。

論評の質は別にして、1000本以上の映画を観ていると、いい映画というものは、最初のつかみが違うことがわかり始めます。逆に、いわゆる「B級映画」というもの最初の30秒でわかってしまう。

そして本作は、後者の代表的作品。どこからどう観ても、どう切ってもどうたたいても、逆さにして振り回しても、「典型的なB級作品」です。」

いや、B級作品にはB級作品らしさというかよさを持つものあるのですが、本作にはそういう潔さもない。

どこかで聞いたことのあるような、観たことあるようなストーリー。主人公ブレイク演じるアントニオ・サバト・Jrという俳優さん、胸板だけはすごいけど顔がまったく悪役顔で、なかなか物語の善悪もよくわからない。

実は映画ってここんとこがすごく大事で、2時間しかないのにブレイクがいい人間だってことがわかるのは30分以上たってから。

もちろん各カットもアングルも台詞も、何もかも突っ込みどころは満載。まあまあすべての映画が「A級」ではないですし、本作のような作品の存在意義を完全否定するものではありませんが、正直観る価値はない。

いや、暇で暇で、対外の映画なんぞほとんど見てしまった人には、それでも観る価値はあるのかもしれませんが・・・。

もひとつおまけに、邦題の「フルメタル・ポイント」って、何?

出演:アントニオ・サバト・Jr,ジェローム・イーラーズ,ケイト・ビーハン,キンバリー・デイヴィス

監督:ブライアン・トレンチャード=スミス 2001年

BOSS的には・・・☆☆☆☆☆

 


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