2012.01.20
Alien 邦題:エイリアン
航行中の宇宙船の宇宙飛行士と、凶暴なエイリアン(異星人)との戦いを描いたSFサスペンス映画。アカデミー賞視覚効果賞受賞作品。652本目の映画投稿です。
宇宙船ノストロモ号は船内に工場設備を持ち、生産した製品を販売して回る通商用の大型スペースシップ。乗組員は船長のダラス(トム・スケリット)をはじめ、一等航海士ケイン(ジョン・ハート)、科学者のアッシュ(イアン・ホルム)、技師パーカー(ヤフェット・コットー)、機関長ブレット(ハリー・ディーン・スタントン)の男5人と、二等航海士リプリー(シガーニー・ウィーバー)、操縦士ランパート(ベロニカ・カートライト)の総勢7人でした。
地球に帰還中の彼らは、知的生命体かららしい信号を受信し、確認のためにある惑星に降り立ちます。信号のもとをたどった彼らは不時着した宇宙船を発見し、その調査を始めます。
宇宙船の底部で床一面の卵状の物体を発見したケインは、そのひとつを覗き込んだ瞬間、飛び出してきた生物に顔をふさがれてしまいます。
本船に連れ戻された彼の顔を覆う生物は生きており、剥ぎ取ることも出来ずまたその生物の体液は船を溶かしてしまうほどの強い酸でした。
その生物はいつの間にか姿を消し、ケインも一命を取り留めます。しかしそれは、見たこともない凶暴なエイリアンとの戦いの始まりだったのです。
大好きな監督、トニー・スコットのお兄ちゃん、リドリー・スコット監督の出世作。彼の特徴である迫力あるリアリティは、本作ではサスペンスとして私たちも乗組員同様に恐怖に襲われます。
シガニー・ウィーバーも本作が出世作となりました。このあとシリーズは4作を数えます。ただ彼女の場合は、リプリー役が強烈すぎて彼女の出演作のどれを観ても、ついつい背後にエイリアンを探してしまう・・・(^_^;)
それにしても彼女の下着姿はセクシー。まったく無いに等しい私好みの(!)スリムなヒップは、しかしアメリカ人には受けないのでしょうねぇ~。
作品自体もSFホラーの古典として有名になりました。
ちなみに作品中、リプリーが口をふさがれる雑誌は、今は懐かしい「平凡パンチ」で、表紙は何と山口百恵だったそうです。
広く映画ファンに。もちろんSFファンに。ホラーの初心者にもお勧めします。
出演:トム・スケリット,シガニー・ウィーバー,ヴェロニカ・カートライト,ハリー・ディーン・スタントン,ジョン・ハート,イアン・ホルム,ヤフェット・コットー
監督:リドリー・スコット 1979年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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