2012.01.24
Aliens 邦題:エイリアン2
エイリアンとの戦いを描いた「エイリアン」の続編。原題が「Alien」から「Aliens」と複数形になった通りの内容です。アカデミー賞視覚効果賞・音響効果編集賞受賞作品。654本目の映画投稿です。
宇宙船ノストロモ号がエイリアンに襲撃された惨事からただ一人生き残った2等航海士リプリー(シガニー・ウィーバー)は、結局57年間も睡眠カプセルで眠ったまま宇宙空間を彷徨い続け、地球を通り越して宇宙の果てで発見されます。
高額な宇宙船を爆破したと言うことで審問にかけられた彼女は、エイリアンとの顛末を報告しますが、誰一人信じるものはありませんでした。
一方、エイリアンの卵のあった未知の惑星LV426には大型の大気清浄機が建設され、100名を越す宇宙科学者その家族が住んでいました。
会社から星の探検を進められたある家族が、例の宇宙船を発見。その後、惑星との交信が途絶えてしまいます。
リプリーは唯一状況を知る人間として惑星への調査団の一員に命じられます。二度と戻るまいと思っていた彼女も、毎夜見る悪夢から逃れるためにはエイリアンとの決闘しかないと同行に同意します。
一向は、植民地海兵隊員ゴーマン中尉(ウィリアム・ホープ)をリーダーとする兵士たち、一等曹長アポーネ(アル・マシューズ)、ヒックス伍長(マイケル・ビーン)、女性伍長ディートリック(シンシア・スコット)、貨物船会社のバーク(ポール・ライザー)パイロットでアンドロイドのビショップ(ランス・ヘンリクセン)でした。
惑星到着後、植民地住民を探す彼らは、両親と兄をエイリアンに殺された少女ニュート(キャリー・ヘン)を発見して救出します。
そして住民たちの生命反応がある建物に踏み込んだ彼らが見たものは、無数のエイリアンの卵と、さなぎとして捕獲された住民たちでした。
SFホラーの先駆的作品として好評だった前作の続編を、今回は「ターミネーター」で一躍有名になったジェームズ・キャメロンが監督。
前作の持っていたホラー要素に加え、無数のエイリアンたちとリドリーや海兵隊員たちとの息詰まる戦いが見もの。
それに加えて、ニュートとの母娘的なやりとりや利害を何よりも優先するバークとの別の戦いなど、物語はより質感のあるものとなりました。
エイリアンもこれだけ正体みえみえになり、かつ大量にやってくると、怖いと言うよりはうるさい気もしますが、当事者には恐怖以外の何者でもない。弾薬の数の制限が、このあたり効果的に使われています。
結果は見ての大楽しみですが、エンドロールの終わりにエイリアンの歩き回る音がするのは、続編への布石なのか???
今回はホラーファンよりもSFファンに。ガンマニアにも納得の内容です。
出演:シガニー・ウィーヴァー,マイケル・ビーン,ポール・ライザー,ランス・ヘンリクセン,シンシア・スコット,ウィリアム・パクストン,ウィリアム・ホープ,アル・マシューズ,リッコ・ロス,キャリー・ヘン
監督・脚本:ジェームズ・キャメロン 1986年
BOSS的には・・・★★★★☆
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