2012.01.19

Movies

Heaven Can Wait 邦題:天国から来たチャンピオン

事故で死亡したフットボール選手が、天国の水先案内人のミスからさまざまな騒動に巻き込まれるスポーツ・コメディ。アカデミー賞美術監督・装置賞受賞作品。651本目の映画投稿です。

アメリカン・フットボールのプロ・チーム、ロスアンゼルス・ラムズのクウォーター・バック、ジョー(ウォーレン・ベイティ)は、ひざの怪我も治り次週の試合に出場が決まっていました。

Heaven-Can-Wait.jpgしかしトンネルの中で交通事故に遭い、気がつくと雲の中で天使に(バック・ヘンリー)に付き添われて天国への道を歩んでいました。

ところが水先案内人ジョーダン(ジェームズ・メイスン)が調べたところ、ジョーにはまだ50年もの寿命が残っていることが判明。ところが地上に戻ってみると彼の体はすでに火葬され、もとの世界に戻ることが出来なくなっていました。

ジョーの魂のために、死にかけている人物を探す二人は、大富豪のレオ(ウォーレン・ベイティ)の邸宅を訪れます。レオは妻のジュリア(ダイアン・キャノン)と彼女の情夫で秘書のトニー(チャールズ・グローディン)の2人に殺される運命にあったのです。

レオの体では気の進まないジョーでしたが、レオの会社が英国の美しい田舎町に建設予定の工場の抗議に訪れた美しい女性ベティ(ジュリー・クリスティ)に一目ぼれしてしまい、しばらくレオの体を借りることにします。

殺したはずの夫が生きていることに驚く二人でしたが、それでも執拗にレオの殺害を企てます。

ウォーレン・ベイティ、若いです、本作では監督もやってます。プレイボーイで有名だった彼、助演のジュリー・クリスティとももちろんお付き合いしてました。

ジュリー・クリスティはドクトル・ジバゴでは、可憐な女学生役で泣かせていただきましたが、今回は髪型がいまいちだったからなのか、どうもジョーがうらやましいと思えない。

作品ですが、天国から舞い戻って大活躍するフットボール物語だとつまらない作品になるのですが、身代わりとなったレオの生活に溶け込むジョーと、レオの殺害を企てる二人のやり取りが結構面白い。

ですから、天国から来てどうこうのゴーストものというよりは、自分の夢に向かって奮闘する若者を描いたコメディと言う感じです。

はてさて、ジョーは夢をかなえることが出来るのか、もとの世界に無事戻ることが出来るのか・・・。それは観てのお楽しみ。

音楽は、あのデーヴ・グルーシンです。

出演:ウォーレン・ベイティ,ジュリー・クリスティ,ジェームズ・メイソン,ジャック・ウォーデン,チャールズ・グローディン,ダイアン・キャノン

監督:ウォーレン・ベイティ、バック・ヘンリー 1978年

音楽:デーヴ・グルーシン

BOSS的には・・・★★★☆☆

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