2012.01.12
THE DEAL 邦題:ハリウッド式恋のから騒ぎ
ハリウッドの映画制作の舞台裏を通して、プロデューサーたちの恋の行方を描いたラブコメディ。646本目の映画投稿です。
落ち目の映画プロデューサー、チャーリー(ウィリアム・H・メイシー)は、起死回生の作品として甥っ子の書いた時代大作の映画化を画策していました。
そこに乗り込んできたのはやり手の女性プロデューサー、ディドラ(メグ・ライアン)。まったく意見の合わない二人でしたが、チャーリーはディドラに恋してしまいます。
しかし会社側の求める作品は肉体派のボビー(LL・クール・J)を主役に据えたド派手なアクション作品。やむなくチャーリーはロケ地である南アフリカのケープタウンへと乗り込みます。が、ディドラとともに作品作りをしたい彼は、策を弄して彼女を呼び寄せます。
なんとか撮影は進むのですが、主役のアクションヒーローがテロリストに誘拐され撮影は頓挫。撮影の責任者である二人は、訴訟の対象となりますが、一計を案じアメリカには帰らずにヨーロッパに渡ります。
メグ・ライアンといえば知らない人はいない「ラブコメの女王」。そんな彼女も、1998年の「ユー・ガット・メール」をピークに人気が低下。2000年以降は日本での劇場スルーが続き、作品の中の台詞にもあるように本作もDVDのみとなりました。
物語自体はドタバタ・コメディとしてはよく出来ているし、相手役のチャーリーを演じるウィリアム・H・メイシーも適役なのですが、二人の相性となるとさてどんなものでしょうか?
彼自身はERでアカデミー・ノミネートされていますし、なかなかの俳優さんなのですが、どうもじじくさいと言いますが、こじゃれた感じがしない。
やはりトム・ハンクスみたいなちょっとお洒落な関係を失ったことが、ファンを失った理由なのかもしれません。
しかしディドラ役の役者さんを探しても、確かに変わりはなかなか出てこない。生出よ、21世紀の「ラブコメ女王」。
それにしても、何なんでしょう、この邦題は・・・。私、さんまが大嫌いなのですが・・・。
出演:メグ・ライアン,ウィリアム・H・メイシー,LL・クール・J,エリオット・グールド,ジェイソン・リッター
監督:スティーヴン・シャクター 2008年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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