2012.01.15

Movies

The Karate Kid, Part II 邦題:ベスト・キッド2

一人の少年が、日本人から指導された空手を通して成長してゆく様を描いた青春映画のシリーズ第2作目。648本目の映画投稿です。

学生空手トーナメントで見事に優勝したダニエル(ラルフ・マッチオ)と師匠のミヤギ(ノリユキ・パット・モリタ)。(ここまでは前作どおり)

Karate_Kid2.jpgコブラ会主宰のクリース(マーティン・コーヴ)は、怒りに任せて敗れた弟子を痛めつけるのを見過ごせないミヤギは、クリースを叩きのめします。

それから半年後。ミヤギの元に故郷の沖縄から老いた父が重病だと言う知らせが届きます。祖国へと急ぎ空港に駆けつけるミヤギと、彼を追ってきたダニエルは一路沖縄を目指します。

那覇空港にはチョーゼン(ユージ・オクモト)と名乗る若者が彼らを出迎えます。が、彼は二人を実家ではなく、ミヤギのかつての親友でありライバルであったサトー(ダニー・カメコナ)のところへ連れてゆきます。

サトーとミヤギは、40年前に一人の女性ユキエ(ノブ・マッカーシー)を巡って恋の火花を散らし、争いを避けてミヤギはアメリカに渡ったのでした。

以来、ユキエはミヤギへの想いを胸に秘め、サトーは彼への遺恨を抱き続けていたのでした。

その場を逃れた二人はミヤギの実家へと向かいます。父の枕元にはユキエと彼女の姪クミコ(タムリン・トミタ)が付き添っていました。

翌日、父はミヤギとサトーに和解するように言い残して他界します。しかし葬儀が終わるとサトーの意を受けたチョーゼンたち若者の挑発が激しくなります。

なかなか侮れない1作目を観て、3作も続いたのだからと勢いで観てしまった第2作。舞台は変わって沖縄と言う設定です。

といっても、どうも淡いかすかな記憶では、どうもリアルタイムにロードショーを観た様な・・・。というのも、当時一重まぶたのクミコ役タムリン・トミタにちょっと憧れたような気がして・・・。(*^。^*)

今回の対立はダニエルではなくミヤギであり、それにダニエルが巻き込まれると言う1作目とは逆の構図。なかなか終着駅の見えないこの対立、一体どこに落ち着くのだろうと思っていると、とんでもない「うそだろ!」的なプロセスをへて収束へ。

と思いきや、最後のラスト・ファイトが繰り広げられるのだけれど、これは前作と同じく「なんじゃ?」的なエンディングとなります。

まあ、いいおじさんが屁理屈こねながら見る作品ではないですし、物語の展開のテンポは無理無理ながらもポンポンと進むので、気がつけば短い作品のエンディングとなります。

それにしても、クミコが乗り回している錆だらけのオープンカーは、もしかして幻の「エスハチ」!?

エンディングのシカゴも懐かしいです。

若者に。いや、当時若者だった方のほうがいいかな?

出演:ノリユキ・パット・モリタ,ラルフ・マッチオ,ダニー・カメコナ,ユージ・オクモト,ノブ・マッカーシー,タムリン・トミタ

監督:ジョン・G・アヴィルドセン 1986年

Fight For Your Honor by Chicago


BOSS的には・・・★★☆☆☆

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