2012.02.14
「いい音を求めて その2」
さて今回は「いい音」について。
音楽鑑賞における「いい音」ってなんなんだろう?
一般的にいい音とは、録音された音がそのまま再生される状態、いわゆる「原音再生」というやつです。オーディオメーカーさんがうたい文句にしてますよね!
しかし録音状態や部屋の問題など、再生装置だけで片付かない問題も多い。自宅のリスニングルームがコンサート・ホールな人はまずいないでしょうし・・・(^_^;)
で、再生装置に「原音再生」ではなく、録音された音楽情報を出来るだけ忠実に再生する「高忠実度再生」を求めるようになります。いわゆる「Hi-Fi」ってやつです。
音自体が物理現象ですから、再生装置も物理特性で測定できます。主なものをあげれば、
1.周波数レンジ(音の高低の再現性)
2.歪み(音のにごり)
3.ダイナミックレンジ(音量の大小の再現性)
4.SN比(信号対雑音比)
などなど。
しかしながらこれらがある水準以上になると、セッティングは別にして定位や音色といったもっと現実的な「音」に関しては、実は人間の耳と脳の判断によるということになります。しかもその評価には、個人的な主観が大きい。
ということで、私が個人的に(勝手に)いい音だと判断する最低限の水準は、
1.電気ギターだとファズがかかっていてもギブソンかフェンダーの違いが判る
かつレスポールとSG、テレキャスとストラトの違いが判る
2.生ギターだとギブソンかマーチンかオベーションかYAMAHAの違いが判る
かつ普通のチューニングかオープンチューニングか判る
3.ピアノだとSteinway & SonsかYAMAHAの違いが判る(嘘です。わかりません。)
せめてグランドかアップライトの違いが判る
4.ヴァイオリンだとストラディの年代が判る(これも嘘です。わかりません。)
5.太鼓だとYAMAHAかTAMAが判る(区別がつきませーん!)
いやはや、だんだん怪しくなってきましたのでせめて、
1.FMよりCDの方がいい音だと判る
2.MP3よりもCDの方がいい音だと判る
くらいのところに基準を置きましょうか・・・(^_^;)
次回は、最近の足、銀バンのカーオーディオのお話など。
〔いい音 アーカイブ〕
「音をくれてやれ!」
「いい音を求めて その1」