2012.02.22
THE CASSANDRA CROSSING 邦題:カサンドラ・クロス
細菌兵器に汚染された長距離列車を巡るイタリア・イギリス・西ドイツ合作のサスペンス作品。661本目の映画投稿です。
ジュネーブにある国際保険機構の建物に、3人のスウェーデン人テロリストが侵入し、ここでアメリカが極秘裏に生物兵器を研究していた秘密生物研究セクションを爆破しようとします。
不審者の侵入に気づいたガードマンと銃撃戦となり爆破は失敗、一人は射殺され一人は怪我を負って捕まってしまいます。そして、ただ一人逃走に成功した男は、研究していた伝染性の細菌に感染していました。
この緊急事態を受けて、アメリカ陸軍情報部のマッケンジー大佐(バート・ランカスター)が着任し、感染して逃げたゲリラはストックホルム行きの大陸縦断列車に乗り込んでいることを突き止めます。
その列車の乗客の中には、著名な医師チェンバレン(リチャード・ハリス)と彼の元妻で作家のジェニファー(ソフィア・ローレン)たちがいました。
マッケンジーはチェンバレンを無線で呼び出し事件の概要を伝えて、千人の乗客を検疫収容させるために列車をポーランドのヤノフへ向かわせます。
途中には、30年近く使われていない「カサンドラ・クロス」と呼ばれる鉄橋が架かっていました。
バート・ランカスター、ソフィア・ローレン、O・J・シンプソンといった渋めの名優たちが織り成すサスペンス・アクション。模型を多用しているので、現代の基準からすればサンダーバード的な感じもしますが、かなかなメリハリのある作品です。
監督は「ランボー/怒りの脱出」でゴールデンラズベリー賞最低監督賞を受賞したギリシャ人のジョージ・P・コスマトス。その手のド派手な演出が得意だったんですね!
観てると特に室内シーンでは「0011ナポレオン・ソロ」シリーズを思い出してしまうのは私だけ?
若きマーティン・シーンもがんばってます。
それにしても、死体のまぶたが動くのはNGでしょう、やっぱ・・・。ゆえに★2つになりました。一般的には★3つかな?
出演:バート・ランカスター,ソフィア・ローレン,リチャード・ハリス,マーティン・シーン,リー・ストラスバーグ,ジョン・フィリップ・ロー,O・J・シンプソン
監督・脚本:ジョージ・P・コスマトス 1976年
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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