2012.03.21
Space Cowboys 邦題:スペース・カウボーイ
初老の宇宙船パイロットたちが命がけで地球を救うスペクタクル。671本目の映画投稿です。
1958年、アメリカ空軍のテストパイロットチーム、ダイダロスは、米国発の宇宙飛行士となるべく訓練をつんでいましたが、直前になって政府はダイダロス計画を中止し、NASAが選んだ最初の宇宙飛行士はチンパンジーでした。
40年後。チームの一員だったフランク・コービン(クリント・イーストウッド)に、NASAから要請が入ります。ソビエトの旧式通信衛星を宇宙空間で修理してほしいというものでした。
彼はチーム・ダイダロスでならということでミッションを受諾。かつてのメンバーである曲芸パイロットのウィリアム・ホーキンス(トミー・リー・ジョーンズ)、ジェットコースター技師のジェリー・オニール(ドナルド・サザーランド)、牧師のタンク・サリバン(ジェームズ・ガーナーほ)が召集され、短期間の厳しい訓練が始まります。
紆余曲折を経て、スペースシャトルで宇宙に旅立ったフランクたち。しかし通信衛星と聞かされていた衛星は、核ミサイルを搭載した自衛能力機能を持った軍事衛星だったのです。
初老のおじさんたちが宇宙に行って大暴れ!的な、どちらかと言えばコメディタッチの作品化と思いきや、後半はCGを駆使したなかなかのSFアクション作品。まあ「アルマゲドン」ほどの意気はありませんが。
個人的には、それぞれのお相手役の女性が、誰も好みではないと言うだけで、ちょっと距離を置いて見てしまいました。
ただ、NASAの訓練施設やスペースシャトルの周辺の機器類など、この辺のファンの方にはワクワクものかもしれません。無重力状態の演出もまずまずです。
クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナー、ウィリアム・ディヴェイン・・・
そうそうたるメンバーですが、あれほどスクリーンで私たちをワクワクさせた彼らも、寄る年波には勝てない演技・・・。
最新技術の結晶をハンドリングすると言っても、若さとか学歴ではないんだよ!という示唆はなるほどとは思いますが、それにしても二人の若い飛行士の扱いはちょっと乱暴すぎたかも?
まあ、イーストウッドのセルフ・プロデュース作品ですから、その辺は割り引いて見る必要がありますかね!?
出演:クリント・イーストウッド,トミー・リー・ジョーンズ,ドナルド・サザーランド,ジェームズ・ガーナー,ウィリアム・ディヴェイン,ローレン・ディーン,コートニー・ビー・ヴァンス
監督:クリント・イーストウッド 2000年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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