2012.03.07
The Outlaw Josey Wales 邦題:アウトロー
アメリカ南北戦争末期の混乱からアウトローとなって、妻子のあだ討ちの旅を続ける男を描いた西部劇。666本目の映画投稿です。
南北戦争も終わりに近づいていた1860年台半ば。畑を耕す農夫ジョージー・ウェールズ(クリント・イーストウッド)は、ミズーリの丘を越えてやってきた北軍による残党探しの組織カンザス・レッドレッグに襲われ、妻と幼い子供を殺されてしまいます。
一命を取り留めたジョージーは、農具を銃に持ち替え組織のリーダー、テリル大尉(ビル・マッキニー)への復讐のためフレッチャー(ジョン・バーノン)率いる反逆者の一団に加わります。
しかしまもなく戦争が終結し北軍に対する恩赦が発令され、フレッチャーたちはそれに応じますが、テリルの策略で仲間たちは射殺されます。
恩赦の列に加わらなかったジョージーは、テリルの部隊に一人殴りこみをかけ、多くの兵を倒し、傷ついた少年ジェイミー(サム・ボトムズ)を助け出します。
ただちにジョージー捕獲の一隊が組まれ、命だけは助けられたフレッチャーも、しぶしぶその一隊に加わります。
一方、その首に賞金のかけられたジョージーは、行く先々で賞金稼ぎたちに命を狙われ、追っ手のテリルたちもすぐ近くまで迫ってきていました。
南北戦争の終焉と混乱、その時運命のままにお尋ね者(アウトロー)となりお尋ね者となったひとりの男の生き様を描いた作品です。
若きクリント・イーストウッドの監督・主演作品ですから、そういう結末ではありますが、結構ハラハラどきどきの展開が続きます。
なかなか気の利いたカメラワークも見もの。ジョン・フォードとはまた違った西部劇を楽しむことが出来ます。
ヒロインは、大きな青い目のソンドラ・ロック。この作品を機に、二人はお付き合いを始めたとか・・・。
感激・感動というようなものは正直なくて、イーストウッドのプロモーション映画と言ってしまえばそれまでではありますが、渋い彼が大好きな私にとってはなかなかいい作品でした。
出演:クリント・イーストウッド,チーフ・ダン・ジョージ,ソンドラ・ロック,ビル・マッキニー,ジョン・ヴァーノン,ポーラ・トルーマン
監督:クリント・イーストウッド 1976年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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