2012.04.03
STOP AND LISTEN by Baby Face Willette(1961)
毎年春になると・・・というわけでは全くなくて、なんとなくJAZZが聴きたくなって、そう思い始めるとなんだか無性に聴きたくなって、JAZZのアルバムが並んだ棚に手を伸ばす今日この頃。
JAZZに関しては、「A to Z」とばかりにアルバート・アイラーから初めて、現在「M」、帝王マイルスさまで時が止まったままなのですが、最初の投稿が2005年8月4日ですからもう7年も前。
その間に、途中入場したCDなどもあるので、ちょっとおさらいの意味で投稿が抜けてるCDをあれこれクリアしてみます。
ということで、今夜はJAZZオルガン、ベイビー・フェイス・ウィレットです。
JAZZオルガンといえば、何と言ってもジミー・スミスが第一人者といいますか、オルガニストとして一番有名だしアルバム数も多いし、ハモンドオルガン普及にも一役買った人物。
そしてウィレットは、そんな彼に触発されてJAZZの世界に入りました。
そもそもハモンドオルガンは、高価なパイプオルガンを購入できない黒人地区の教会で演奏されていました。
実際、ウィレットの父親は聖職者で、宣教師の母親は教会でピアノを弾いていたそうです。つまり彼のルーツはゴスペルにありました。
両親の影響もあってか、慎ましい生活をしていた彼でしたが、1971年4月1日、37歳の若さで夭折してしまいます。
ということで、正式には数枚のリーダーアルバムしか残していないうちの1枚。ギターにグラント・グリーン、ドラムにベン・ディクソンを従えてのブルーノート版です。
ラッパのないJAZZ、そして鍵盤楽器だけどピアノみたいな立ち上がりのない、ジャジーというかブルージーなJAZZ。
1曲目の「Willow Weep For Me」から、全7曲(+ボーナストラック)ずっぽりソウルフルです。
春まだ浅いこの時期の、週末の宵などに聴くにはぴったりのアルバムではないでしょうか?