BOSS's Column

有史以前の勇者コナンが、父の仇を討つアドベンチャー物語。682本目の映画投稿です。

有史以前のハイボリア時代。少年コナンは刀剣作りの名匠である父親から「鉄の謎を解明し、その道を極めよ」と命じられます。

ある日、彼の住む村は騎兵隊の襲撃にあい、両親が首領タルサ(ジェームズ・アール・ジョーンズ)に虐殺されてしまいます。

捕らわれの身となった子供たちは製粉工場に送られ、重労働に一人、また一人と死んでゆきます。そして15年後、生き残ったのはコナン(アーノルド・シュワルツェネッガー)ただ一人となってしまいます。

逞しい青年となったコナンは格闘士として買われてゆき、戦いを勝ち抜く中で剣術の技を磨いてゆきます。

ある日、自由の身となったコナンは荒野をさすらい、モンゴール人のサボタイ(ゲリー・ロペス)と知りあいます。

二人は、タルサがいるというザモラの国を目指します。

ボディ・ビルダーとして全米チャンピオンとなったシュワルツェネッガーが、映画デビューして2作目の主演映画です。

若いですし、まさに体を張ってのハリウッドに向けての強烈なアピール。何でも、当時の彼の体格に見合ったスタントマンが見つからず、幾針も縫う大怪我を負っての演技だったそうです。

作品自体は、「指輪物語」を思い起こさせるような展開なのですが、途中いきなりトップレスの女性たちが登場するなど、あきらかにB級といいますかインデペンデンス系の作品。かのオリバー・ストーンが脚本なのだそうですが・・・。

ド派手に血は飛び散り、首が飛び交います。60年代でしたらそれなりの作品なのでしょうが、時代は80年代。続編を思わせるエンディングでしたが、シュワルツェネッガー主演では製作されませんでした。

しかしながら、本作でそのキャラが認められた彼は、2年後にあの「ターミネーター」で大ブレイクします。

彼のファンの方に。あるいは史劇アドベンチャー・ファンの方に。アニメ「名探偵コナン」とは、もちろん何の関係もありません。

出演：アーノルド・シュワルツェネッガー,ジェームズ・アール・ジョーンズ,サンダール・バーグマン,ベン・デビッドソン,カサンドラ・ガヴィオラ

監督：ジョン・ミリアス　1982年

脚本：オリヴァー・ストーン

BOSS的には・・・★★☆☆☆

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