2012.05.20

Movies

SHOWTIME 邦題:ショウタイム

TVの捜査実況番組に出演するはめになった堅物のベテラン警部と俳優志望の黒人警官による刑事アクション。681本目の映画投稿です。

ロサンゼルスのダウンタウン。ある夜、俳優志望の制服警官トレイ・セラーズ(エディ・マーフィー)は、堅物で有名なベテラン警部ミッチ・プレストン(ロバート・デ・ニーロ)のおとり捜査の妨害をしてしまいます。

showtime.jpg破壊力のある武器を持った犯人を追跡中のミッチは、取材のカメラを銃で打ち壊してしまい、テレビ局と上層部の取引で犯罪捜査の密着取材を受けることになります。

早速、署にやってきたプロデューサーのチェイス(レネ・ルッソ)。ミッチは、茶番劇で相棒に抜擢されたトレイとのコンビや番組のやらせに辟易しますが、意に反して彼らの番組「ショウタイム」は好評を博します。

トレイのアイデアで事件の黒幕、麻薬マフィアのボス、ヴァ―ガス(ペドロ・ダミアン)の居場所を突き止めた二人とテレビカメラは、早速彼の行きつけのクラブを訪れ、犯人たちと大暴れの喧嘩となります。

基本的には、いわゆる「バディもの」と言われるコンビが活躍する刑事ドラマの王道作品。どちらも刑事ものではそれぞれの異なった持ち味を発揮していますが、今回はプロットどおりエディ・マーフィーのあの世界に、渋いデ・ニーロが招待されたと言う感じ。

まさかの2大スター共演のバディムービーな訳ですが、これがなかなかいい感じなのです。マーフィーに乗せられて、ノリノリのデ・ニーロの様子は、エンディングのNG集でよくわかります。

いわゆる王道の刑事ものを茶化すような内容ですが、カーチェイスなどのアクションはそれなりのど迫力。銃撃戦のリアリティもなかなかのものです。

しかし、やはりそっち系の映画だからでしょうか?秘密の重火器で下っ端の犯人宅を銃撃したり、真昼間の強奪計画やら犯人の行く末やら、リアリティをベースに組まれたような気配なし。

この辺がとても残念で、茶番ながらもそういうリアリティ、いやそもそもこういう展開がリアルではないのですが、ありそうな展開を突きつけてくる神経の細やかさがあれば、相当評価できる作品になったのではと思います。

製作総指揮にはウィル・スミスも名を連ねていますが、それがよくなかった?

出演:ロバート・デ・ニーロ,エディ・マーフィ,レネ・ルッソ,フランキー・フェイゾン,ウィリアム・シャトナー

監督: トム・ダイ 2002年

BOSS的には・・・★★★☆☆

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