2012.09.30
SECOND IN COMMEND 邦題:ザ・コマンダー
東欧で発生した武装革命の中、現大統領を守るために奮闘する一人の軍人を描いた政治アクション。707本目の映画投稿です。
東欧のとある国。武装した反米過激派グループに先導された市民のデモが頻発し、現大統領の警備警備のためアメリカ海軍副司令官サミュエル・キーナン中佐(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)が赴任してきます。
彼の到着当日、事態は急変。デモ隊は大統領官邸を取り囲み、大統領の命が危ぶまれます。政府軍部隊は、遠征のため首都からはるか離れた場所にありました。
大統領から依頼を受けたアメリカ大使は、キーナン中佐に大統領救出を指示。彼と部下の小隊が間一髪で救出に成功し、大統領はアメリカ大使館に保護されます。
それを知った反政府勢力は、ロケット砲などで武装して大使館に迫ってきます。
はい、ジャンさんのライフワーク、ドンパチ・アクション物です。ありがちを通り越したためか日本では劇場公開されず、ビデオスルーとなった作品。
カメラワークは、マイケル・マンを意識したような撮り方ではありますが、物語は舞台物のような出来レース。2点3点の展開も、必然性のない進捗のための手立てです。
ただ本作のジャンさん、さすがにお年を召したためかこれまでのように機関銃肩に、ドンパチぶっ放してチャンチャン!ではなく、活躍するのはちゃんと部下がやってくれて、かれは拳銃(M92)を派手目にぶっ放す程度。
エンディングも、まるでスチールのための配置のような動きで、最後までB級の名に恥じない終わり方は、ある意味潔い立派ささえ感じます。
まあ、何も考えずにドンパチを楽しむにはそれなりの作品です。
出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム,ジュリー・コックス,ウィリアム・タプリー,アラン・マッケンナ,ラザーク・アドティ
監督:サイモン・フェローズ 2005年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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