2012.10.15
THE LAST SUNSET 邦題:ガン・ファイター
お尋ね者と、彼をメキシコまで追ってきた保安官の対立と友情を描いた西部劇。709本目の映画投稿です。
南部の退役軍人人ジョン・ブレッケンリッジ(ジョセフ・コットン)は、妻ベル(ドロシー・マローン)と娘ミッシー(キャロル・リンレイ)と共にメキシコで牧場を経営していました。
牛をテキサスで売り払い、新しい生活を始めようと計画していた彼は、たまたま訪ねてきたブレンダー・オマリー(カーク・ダグラス)に手伝いを依頼します。実はオマリーは、ベルのかつての恋人であり、殺人を犯して国境を越えて逃れてきたのでした。
オマリーを追ってやってきた保安官ダナ・ストリブリング(ロック・ハドソン)も、国境まで逮捕を猶予し、牛の移動を手伝うことにします。
ストリブリングが国境を越えてまでオマリーを追ってきたのには訳がありました。殺されたのはストリブリングの義理の弟であり、妹も夫の後をって自殺していました。
一路テキサスを目指して出発した一行でしたが、とある町の酒場でブレッケンリッジは旧南軍兵士とのいざこざに巻き込まれ射殺されてしまいます。
男前の二人、ロック・ハドソンとカーク・ダグラス共演の西部劇。プロット的にはフィクション臭むんむんですし、カットもこの後どうなったんだろう?な展開ではありますが、なかなかテンポよい作品です。
邦題は「ガン・ファイター」なんてついているので、過剰なドンドン・パチパチを期待してしまいますが、射撃シーンはわずかで、しかもオマリーの銃は小型のデリンジャーだったりします。
で、原題の「ラスト・サンセット」と言うのは、エンディングまで行くと良くわかるのですが、ちょっとした男気の見せ場で物語りはピリオド。で、やっぱりこの先どうなるのだろう的な「?」を残してエンドロールとなります。
それにしても、カーク・ダグラスはうまいなぁ~。微妙な表情が本作でもしっかりと観られます。ただ、シリアスな演技力が買われてしまって、この後どちらかと言えば性格俳優的な役者さんとして位置づけられてしまいますが・・・。
この手の西部劇を見てていつも思うのですが、あんなに沢山の牛を集めるの大変だったろうなぁ~(~_~;)
出演:ロック・ハドソン,カーク・ダグラス,ドロシー・マローン,ジョゼフ・コットン,キャロル・リンレイ,ネヴィル・ブランド,レジス・トゥーミー
監督:ロバート・アルドリッチ 1961年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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