2012.11.26

Movies

Patch Adams 邦題:パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー

愛とユーモアで人に優しい医療を目指すことで有名な実在の医者の半生を描いたヒューマン・ドラマ。719本目の映画投稿です。

1969年、アメリカ。自殺未遂を繰り返し、自ら精神病院に入院したハンター・アダムス(ロビン・ウィリアムス)は、ジョークで他の患者たちを和ませ、心を癒す能力があることを自覚して医者を志すことを決意します。

Patch_Adams.jpeg2年後、アダムスはパッチというニックネームでバージニア大学医学部に入学します。、気の会う同級生のトルーマン(ダニエル・ロンドン)と白衣を着て大学の付属病院に潜入し、得意のジョークで気難しい患者たちの心をつかんでゆきます。

パッチの笑いの療法の効果を目の当たりにしたベテラン看護婦たちも、温かい目で見守るようになります。しかし、学部長のウォルコット(ボブ・ガントン)はそれを快く思わず、彼を放校処分にします。

成績がトップクラスだった彼は、直訴した学長の理解を得て、学校に残ることを許されます。一方、クールで医者になることしか頭にない同級生カリン(モニカ・ポッター)への思いを募らせるパッチは、彼女の誕生日にサプライズを企画し、いつしか二人は心を通わせるようになります。

権威的でともすれば金儲け主義に走りがちな医療の世界に疑問を持ち、患者と同じ目線でその命の質を上げることを志す実在の医師を描いた作品です。

そういう意味の問題定義はたしかにどんときます。そして医療、特に難しい治療や高額医療は貧富によって受ける権利を剥奪されるというのは、ヒューマニズム・ベースでは理解しがたいことです。

劇中で主人公たちが行ったような無料の医療が必要な人たちが、それこそ世界中に数え切れないほどいることも理解できます。

しかし、じゃあ年収いくら以下ならそういう治療が受けられるのか?金持ちならだめなのか?

一方でそういう疑問もわきあがってしまうのは、私自身が素直じゃないからでしょうねぇ。そもそも、ロビン・ウィリアムズがあまり好きではないということもあるとは思います。

心優しき方々へ!

出演:ロビン・ウィリアムズ,ダニエル・ロンドン,モニカ・ポッター,フィリップ・シーモア・ホフマン,ボブ・ガントン,ジョセフ・ソマー

監督:トム・シャドヤック 1998年

BOSS的には・・・★★★☆☆

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