2012.12.12

Movies

Down by Law 邦題:ダウン・バイ・ロー

刑務所で出会った3人の若者の触れ合いを描いたドラマ。724本目の映画投稿です。

南部ルイジアナ州最大の都市ニューオリンズ。ジポン引きのャック(ジョン・ルーリー)は、縄張り争いをしているギグ(ロケッツ・レッドグレア)に騙され、投獄されます。

downbylaw.jpg一方、放送局を転々としているDJのザック(トム・ウェイツ)は、高級車を移動させるだけで1000ドルの報酬が得られると持ちかけられ、同じく投獄されてしまいます。

二人は刑務所の同じ部屋に入れられますが、無口なザックと尊大な態度のジャックはうまく折り合えません。そこにロベルト(ロベルト・べニーニ)というイタリア人がぶち込まれてきます。

片言の英語しか喋れないロベルトを加えた3人は、次第に打ち解けてゆきます。

ある日、運動する庭からの秘密の抜け道を見つけ出したロベルトの案内で、3人は見事脱獄に成功します。

3人は空腹や寒さに震えながら、森や川を抜けてゆきます。

ムショにぶち込まれた男3人の物語なんて、憧れることもないしどうでもいいようなものですが、一応3人とも無実の罪ということで、わずかな感情移入の余地が残されています。

とかなんとか見ているうちに、モノクロのカメラワークにドンドン引き込まれてゆきます。いわゆるB級作品のあのゾクゾク感・・・。

主演は、シンガー・ソングライターで、知る人ぞ知るトム・ウェイツ。まあ地のままやってる感はありますが、地味とはいえなかなかの演技です。

結局のところ、派手なハリウッド映画や恋愛物を見慣れたものには、だからどうしたな映画ではありますが、作品としてはやはりこういう地味なものの存在意義はありますよね!

ちなにみ、タイトルのダウン・バイ・ローというのは、刑務所内でのスラングで「兄弟のような間柄」という意味だそうです。

出演:トム・ウェイツ,ジョン・ルーリー,ロベルト・ベニーニ,ニコレッタ・ブラスキ,エレン・バーキン,ビリー・ニール

監督:ジム・ジャームッシュ 1986年



BOSS的には・・・★★☆☆☆

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