2012.12.11
Hitch 邦題:最後の恋のはじめ方
恋愛指南のコンサルタントが、自分の恋に目覚めるラブ・コメディ。723本目の映画投稿です。
ニューヨーク。恋愛コンサルタントのヒッチ(ウィル・スミス)は、恋愛下手の男たちにデートの仕方を伝授し、めでたくゴールインすることを支援していました。
ある日ヒッチは、デブでだらしない会計士のアルバート(ケヴィン・ジェームズ)からコンサルタントの依頼を受けます。彼は、自身が資産管理を担当している財団のセレブ、アレグラ(アンバー・ヴァレッタ)に叶わぬ恋をしてしまったのでした。
ヒッチのアドバイスのおかげで、アルバートはアレグラの気を惹くことに成功し、二人はキスまでしてしまいます。
一方のヒッチは、バーでであったゴシップ記事専門の新聞記者サラ(エヴァ・メンデス)と偶然出会い、彼女に恋してしまいます。
彼女とのデートの約束を取り付けますが、あれこれの仕掛けが裏目に出て、思い描いた通りにはことは運びません。しかし、以外にも彼女から次のデートの誘いが来ます。
彼女はセレブのアレグラのスキャンダルにヒッチが関わっていること知り、その情報を聞き出そうとしていたのでした。
「ミイラ取りがミイラになる」という諺を地で行くラブ・コメディ。それだけですと、なんだぁ~と思ってしまいますし、そう思って観てると脚本と言いますか会話がなかなか良く出来ている。なんと言いますか、わかる男女が納得するような会話なのです。
彼のような仕事って、絶対必要だなと思うこと結構あります。結婚前提のお付き合いをしようと思っている男女の方に、偽ったり飾ったりを勧めるのではなく、ヒッチのように人と関わって生きてゆくことのルールやマナーを伝える役割。
人は得てして、自分の視点・視線でしかものを見ていない。当たり前のことは当たり前として、何の不思議も違和感も感じないものなのです。
本作の1年前に公開された「アイ、ロボット」で初の製作総指揮にも携わったウィル・スミスが、今回も製作にクレジットされています。
ちょっとしたハプニングが、ただの二枚目を否定して、なかなかいい感じ。
ところが、個人的に相方のエヴァ・メンデスが個人的にだめ。いや、まさにボデコンを絵に描いたような女優さんなんですが、体型も顔立ちも仕草も、どれひとつとして食指が動かない。
ですが、そういうことで逆に辺に感情移入せずに、ビジネスの影にささやかに見え隠れする彼らの心模様を観ることが出来、良かった言えばよかったのですが・・・。
ただしかし、どうも恋愛がうまくいかないという方にはお勧めできないかも。逆に、何となく落ちた恋の渦中の方や、意識せずに幸せな方にはお勧めかも。
出演:ウィル・スミス,エヴァ・メンデス,ケヴィン・ジェームズ,アンバー・ヴァレッタ,マイケル・ラパポート,アダム・アーキン
監督:アンディ・テナント 2005年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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