2013.01.26
MARQUISE 邦題:女優マルキーズ
17世紀フランスの伝説的女優マルキーズ・デュ・パルクの半生を描いたドラマ。737本目の映画投稿です。
17世紀のフランス。リヨンの貧民街に生まれたマルキーズ(ソフィ・マルソー)は、踊子をしながら売春まがいの生活をしていました。
街に巡業に訪れた喜劇団の団長モリエール(ベルナール・ジロドー)に見出された彼女は、看板役者のグロ・ムネ(パトリック・ティムシット)の求婚を受け入れ、憧れの都パリへやってきます。
野心に燃える彼女でしたが、演技力のなさゆえ役を与えられず、幕間で踊りをする日々が続きます。しかしその姿が目に止まり、国王ルイ14世(ティエリー・レルミット)の前で芝居をすることになります。
国王も認めた彼女の美しさに魅かれたのは、宮廷お抱えの劇作家ラシーヌ(ランベール・ウィルソン)。彼女のためにラシーヌは悲劇「アンドロマック」を書き上げ、マルキーズはその主役を見事に演じるのでした。
舞台とか芝居にはまったく詳しくないので、彼女の存在は全く知りませんでした。当時は当たり前だったのかもしれませんが、インモラルな家庭に生まれ育った彼女が、国王に接見できるまでになったという事実(?)は理解できました。
ただ、だからといって個人的にマルキーズに魅かれるものは無くて、異性だからという理由だけでなく感情移入する隙間はありません。
ソフィ・マルソー自体は嫌いな役者さんではありませんし、彼女のトップレスを堪能できる点ではポイントありの作品なのですが、その一瞬のための2時間半は長すぎる・・・。007の時のほうがエロかったです。
それよりも、太陽王と呼ばれヴェルサイユ宮殿を築いたルイ14世の日常生活を垣間見ることができるのは救いかも。衣装も、お金かかってるなぁ~。
出演:ソフィー・マルソー,ベルナール・ジロドー,ランベール・ウィルソン,パトリック・ティムシット,ティエリー・レルミット,アネモーネ,ジョルジュ・ウィルソン
監督:ヴェラ・ベルモン 1997年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
もっとムービー・アーカイブスはこちら >>> 「ムービー・インデックス」