2013.01.21

Movies

邦題:悪魔のエレベーター

4人の男女が偶然乗り合わせた深夜のエレベーターが停止し、その中で繰り広げられる人間模様を描いたサスペンス・コメディ。735本目の映画投稿です。

妊娠中の妻(本上まなみ)から連絡を受けた小川(斉藤工)は、不倫中の愛人マンションのエレベーター内で事故に遭います。

akumanoeleveter.jpg気がつくとそこには、刑務所帰りの男(内野聖陽)、過去が見える超能力者(モト冬樹)、そして自殺願望の少女(佐津川愛美)が乗り合わせていました。

非常ボタンに応答はなく、小川の持つ唯一の携帯電話も電池切れで外部に一切救助連絡が取れない。

時間だけが過ぎてゆく中で、お互いの過去を語り合うことになり、小川は妻への遺言をレコーダーに残すことになります。

エレベーターを扱った有名な作品に「死刑台のエレベーター」がありますが、あの作品のサントラは御大マイルス様。

で、本作は「悪魔のエレベーター」。なにやら木下半太という作家の人気小説「悪夢シリーズ」の一部だとか。

物語的にはファイナル・サプライズを重ねてゆく古典的な推理小説となっていて、作品中にもクリスティの「そして誰もいなくなった」の一文が引用されます。

そういうクログロした物語を展開するのはペラい若者を演じる斉藤工もチンピラ役の内野聖陽も、競演のモト冬樹、佐津川愛美と全員がはまり役で、誰が引き立つわけでもなくなかなかのチームワークで物語が展開します。

物語はその後、2点、3点するわけですが、その辺はご覧になってから。ローコストながら、音楽とかも臨場感があって、なかなか楽しめる作品でした。

出演:内野聖陽,佐津川愛美,モト冬樹,斉藤工,大場こういち,芦名星,本上まなみ

監督:堀部圭亮 2009年

原作:木下半太

BOSS的には・・・★★★☆☆

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