2013.01.12
Rambo: First Blood Part II 邦題:ランボー/怒りの脱出
スタローンの出世作、ランボー・シリーズの第2弾。ご存知の通りの戦争アクション。731本目の映画投稿です。
服役中のジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)を訪ねてきた、元上官のトラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)は、彼に特赦の変わりに極秘任務を命じます。その任務とは、ベトナム戦争中に捕虜となった米兵の収容所に潜入し、証拠写真を撮影するというものでした。
CIAの司令官マードック(チャールズ・ネイピア)の命を受けたランボーは、タイの米軍基地からベトナムに潜入、現地の女性情報員コー・バオ(ジュリア・ニクソン)と落ち合い収容所に向かいます。
そこで捕虜の惨状を目の当たりにしたランボーは、任務外と知りつつも捕虜の一人を救出、ベトナム軍兵士たちの追跡を振り切り救出地点に到着しますが、捕虜を連れていることを知ったマードックは作戦中止命令を発し、救出ヘリはランボーたちを置き去りにしたまま基地へ帰還してしまいます。
捕虜となったランボーの下に、ソ連軍ポドフスキー中佐(スティーヴン・バーコフ)がやってきて、彼に二度と救出作戦を行わないよう無線連絡をさせようとします。
ベトナム帰還兵の問題をシュールに扱った第一作から3年。今回はテーマこそ同じくアメリカに残るベトナム戦争の傷跡なのですが、物語的にはド派手な戦争アクションに様変わりしました。
戦争終結後15年もたって、いまだに当時の捕虜が捕らわれているのかとか、もちろん一人でソ連ベトナム連合軍に立ち向かうとか、ありえない展開ですが、そこが映画の痛快さ面白さ。
いや、細かい突っ込みどころ満載ですが、そんなこと気にせずに、ひたすらドッカン、ドッカンを堪能する作品。
「怒りの脱出」という邦題がまさにぴったりの、怒りながらの脱出劇が1時間近く続きます。
戦時中の敵国であるベトナム軍とソ連軍との戦いはもちろん、戦争自体をただの手段としか考えていない政治家たちとの戦いをも演出した本作は、日米で大ヒット。シリーズ化と鳴あいなるわけですが、一方でラジー賞4部門もみごと受賞しました。
ちなみに最低脚本賞を受賞した脚本のクレジットには、かのジェームズ・キャメロンも名を連ねています。
ストレスのたまったときに、男性の肉体美がお好きな方に。もちろんスタローンのファンの方に。
出演:シルヴェスター・スタローン,リチャード・クレンナ,チャールズ・ネイピア,スティーヴン・バーコフ,ジュリア・ニクソン
監督:ジョージ・P・コスマトス 1985年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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