2013.01.30
X-Men 邦題:X-メン
社会から阻害された超能力を持つミュータントたちの葛藤と戦いを描いたマーベル・コミック原作の映画化作品。741本目の映画投稿です。
近未来。遺伝子の突然変異で人並みはずれたさまざまな能力を持ったミュータントは、周囲からさまざまな迫害を受け行き場をなくしていました。
不老不死のミュータントのウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)は、失った記憶を求めて彷徨っていました。
ある日、触れた者の生命力や力をすべて奪ってしまう少女ローグ(アンナ・パキン)と偶然出会い、彼女と行動を共にすることになります。
雪の山中をドライブ中、大男のミュータントの襲撃を受けますが、別のミュータント、サイクロップス(ジェームズ・マースデン)とストーム(ハル・ベリー)により救出され、二人は「恵まれし子らの学園」と呼ばれる学校に運ばれ、ジーン(ファムケ・ヤンセン)によって治療を受けます。
そこはプロフェッサーX(パトリック・スチュワート)が運営するミュータントたちのための寄宿学校でした。
そして二人を襲ったセイバートゥース(タイラー・メイン)は、かつてプロフェッサーと親友であったマグニートー(イアン・マッケラン)率いるミュータントテロ集団「ブラザーフッド」の一員であり、人類との共存を目指すプロフェッサー達は彼らと戦い続けていたのでした。
ローグは学園に通うことになり、ウルヴァリンは記憶を取り戻すことを条件に、マグニートーの襲撃の目的解明に協力することになります。
その頃、マグニートーは「ミュータント登録法案」を推し進めていたケリー上院議員(ブルース・デイヴィソン)を拉致し、彼をミュータントにしてしまいます。
コミック自体は見ていないのですが、いわゆるアメリカン・コミックの匂いのプンプンする作品。しかもキャスティングがB級どころの俳優たちばかりで、それもこの雰囲気に貢献しています。
ミュータント物というと、一歩間違えるとオカルト風になってしまうのですが、スピード感のある展開でSFアクションとして楽しめる作品となっています。
いや、サイエンス・フィクション的に見れば、あれこれあり得ない設定も出てはきますが、ここはまあコミック的にざっくりと楽しみましょう。
という方も沢山いらっしゃったのか、興行成績も優秀でシリーズ化されたのはご存知の通り。
もちろん今となっては、シリーズ物の掟として第一作の本作より順にどうぞ。
それにしても、ミュータントに生まれなくて良かった・・・。
出演:ヒュー・ジャックマン,パトリック・スチュワート,イアン・マッケラン,ファムケ・ヤンセン,ジェームズ・マースデン,ハル・ベリー,アンナ・パキン,タイラー・メイン
監督:ブライアン・シンガー 2000年
原案:トム・デサント,ブライアン・シンガー
BOSS的には・・・★★★☆☆
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