2013.02.05
CALLAS FOREVER 邦題:永遠のマリア・カラス
永遠の歌姫マリア・カラスの晩年の数ヶ月を描いたドラマ。あくまでもフィクションであります。744本目の映画投稿です。
1977年、パリ。オペラ界の伝説の歌姫マリア・カラスファニー・アルダン)は、人目を避けて隠遁生活を送っていました。
ある日、彼女の友達であるプロモーターのラリー(ジェレミー・アイアンズ)が、コンサートのためにパリを訪れ彼女のアパートを訪問します。
そこには、全盛期の声量を失いながらも歌うことに焦がれている一人の女性の姿がありました。
そこでラリーは、全盛期の録音を使い、今の本人が演じるオペラ映画の企画を立ち上げ、彼女に提案します。
最初はとまどう彼女でしたが、ジャーナリストのサラ(ジョーン・プローライト)に薦められ、「カルメン」の映画作りに没頭してゆきます。
クラシックファン、ましてやオペラファンなら誰もが知るその名前と歌声。でも個人的には正直、ちょっとヒステリックでとっつきにくいままなのですが・・・。
彼女の生誕60周年を記念して、友人でもあった監督フランコ・ゼフィレッリが描いた作品。
彼女に関する映画では、本作以前の時代から晩年までを描いた「マリア・カラス 最後の恋」がありました。本作は、オナシスと別れて後、66歳の生涯を閉じる数ヶ月間の彼女をフィクションで描いた作品です。
ですから、物語そのものがどうこうではなく、まさしく全盛期の彼女の歌声を重ねて撮られたとして紹介される映画「カルメン」を、映画を通して楽しむための作品です。
ということで、素の彼女を垣間見つつ、彼女の素晴らしい歌声を堪能できる作品なのですが、なんならタイトルを「カルメン」として、全編をそっちでやってもらったほうが良かったと思うのは私だけでしょうか?
とりあえず、彼女のファンの方に。
出演:ファニー・アルダン,ジェレミー・アイアンズ,ジョーン・プローライト,ジェイ・ローダン,ガブリエル・ガルコ
監督:フランコ・ゼフィレッリ 2002年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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