2013.02.12
X2 邦題:X-MEN2
人気マーベラス・コミックの実写版で、大ヒットした前作に続く第2作、ミュータントたちの活躍を描いたSFアクション。746本目の映画投稿です。
前作のブラザーフットの戦いから間もなく。ホワイトハウスにテレポート能力を有したミュータントが観光客にまぎれて侵入し、大統領に危害を加えようとする事件が発生します。
事件を知ったミュータントたちのリーダー、チャールズ・エグゼビア(パトリック・スチュワート)は、ジーン・グレイ(ファムケ・ヤンセン)とオロロ・マンロー(ハル・ベリー)に犯人を探し出し連れ帰るよう命じます。
一方、大統領は対ミュータント対策本部顧問のウィリアム・ストライカー(ブライアン・コックス)を呼び、ミュータントたちの本拠地「恵まれし子らの学園」の奇襲作戦実行を決定します。
そして、その超能力が発揮できないようにプラスチックでできた牢獄に監禁されたブラザーフットのリーダー、マグニートー(イアン・マッケラン)に面会に現れたエグゼビアとスコット・サマーズ(ジェームズ・マースデン)を拘束します。
一方、自らの記憶を取り戻すため、エグゼビアの情報を頼りにアルカリ湖を訪れたローガン(ヒュー・ジャックマン)は、何の手がかりもつかめないまま学園に戻ってきます。
その夜、ストライカーの指揮する部隊は、学園を奇襲します。
前作で、人類を征服しようとするミュータント集団ブラザーフットとの戦いを制したXメンたちが、再び彼らを巻き込みつつ新たな敵を含めた三つ巴の戦いが始まります。
「ロッキー」とか「リーサル・ウェポン」、「ランボー」など、シリーズものの第一作は結構ストレートで、言えばストイックな物語が、2作目以降はどんどんエンターテインメント化してゆくのですが、本作はそういう展開と言うよりは、プロットをより複雑にし、SFXによる格闘シーンやジェット機の空中シーンなど、より見ごたえのあるアクション作品に進化しています。
そういう意味で、本作は正常進化系の成功作といっていいでしょう。
ただ、全体的にはコミックの持つあの雰囲気を損なうことなく作られており、何度見てもコミカルなウルヴァリンの髪型など、視覚的サービス精神いっぱいの作品です。
個人的には、マグニートーの部下でただ一人前作から生き延びた悪玉ミュータントのミスティークが本作ではかわいいと言いますかかわいそうにも思えて、グラマラスなボディと相まってずっとスクリーンを追っかけていました。
途中出場のマツダRX-8も話題になりました。
監督は、前作に引き続き「ユージュアル・サスペクツ」「ワルキューレ」のブライアン・シンガー。ユダヤ人でゲイだそうです。お疲れ様です。
出演:パトリック・スチュワート,ヒュー・ジャックマン,イアン・マッケラン,ハル・ベリー,ファムケ・ヤンセン,ケリー・フー,アンナ・パキン
監督:ブライアン・シンガー 2003年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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