2013.04.03
Kate & Leopold 邦題:ニューヨークの恋人
タイムスリップで出会った男女の恋の行方を描いたラブ・ストーリー。というか、彼女が出るとやはり、ラブ・コメですかねぇ~。759本目の映画投稿です。
1876年のニューヨーク。若き公爵レオポルド(ヒュー・ジャックマン)は、家系存続のため愛の無い結婚を強いられるはめになっていました。
パーティーの夜、怪しい行動の青年スチュアート(リーヴ・シュレイバー)の後を追って建設中のブルックリン・ブリッジから落ちてしまい、現代のニューヨークにタイムスリップしてしまいます。
広告代理店で働くスチュワートの元恋人でキャリアウーマンのケイト (メグ・ライアン)は、上階の彼のアパートに転がり込んできたレオポルドと知り合います。
自分は19世紀の貴族だと言う彼を怪訝に思っていましたが、誠実な人柄に触れるにつれ、次第にお互いが恋心を抱くようになります。
ある日、ケイトは上司のJ.J.(ブラッドリー・ウィットフォード)に食事に誘われます。てっきり仕事の話かと思いきや、彼女を口説き始めたJ.J.。そこへ彼女を愛し始めたレオポルドが乗り込み、J.J.の俗物ぶりを暴いてしまいます。
傷つくケイト。しかし翌朝、レオポルドからの誠意に溢れた手紙を受け取り、誘われた屋上ので夕食の後、二人は結ばれます。
メグ・ライアンと言えば、ご存知の通りの「ラブコメの女王」。1989年の「恋人たちの予感」でブレイクし、「めぐり逢えたら」「男が女を愛する時」と大ヒットを重ねます。
しかしそんな彼女も「ラブコメ女王」としてのキャラも、そして「ラブコメ」というカテゴリさえも、1998年の「ユー・ガット・メール」をピークにやがて陳腐化してゆきます。
本作は2001年の作品。プロット的にタイムマシンによる男女の出会いと言う、ちょっとややこしい設定ですが、彼女もあれこれ経験の後、なかなかがんばって演じています。
しかし本作で、新しいキャラの構築に成功したかどうかと言うのは、その後の作品にビデオ・スルーが増えてゆくことで理解できます。
そういう意味では、彼女の最後の彼女らしい作品であり、90年代の「ラブコメ」ブームの終焉を飾る映画といってもいいでしょう。
ということで、作品的には★2つレベルですが、おまけにもうひとつ★つけときます。
出演:メグ・ライアン,ヒュー・ジャックマン,リーヴ・シュレイバー,ブラッドリー・ウィットフォード
監督:ジェームズ・マンゴールド 2001年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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