2013.05.19

Movies

Nights in Rodanthe 邦題:最後の初恋

共に家庭を持つ中年男女の恋の行方を描いたラブ・ストーリー。766本目の映画投稿です。

妻とは別に女性ができて家を出た夫のいない家庭で、主婦のエイドリアン(ダイアン・レイン)は日々の生活に疲れ果てていました。

nights-in-rodanthe.jpgひと時の休息を求めて、ノース・カロライナ州の小さな海沿いの町にやってきた彼女は、友人の営む宿を週末だけ手伝うことにします。

しかし彼女の元には彼女と別れた夫から、すぐに戻ってきてほしいと連絡が入ります。思春期で身勝手な言動ばかりの娘、自分を取り巻くさまざまな問題をゆっくりと考え直す時間がエイドリアンには必要でした。

留守をあずかった海沿いに建つ宿にただ一人やってきたのは、医師のポール・フラナー(リチャード・ギア)でした。

彼もまた結婚生活に疲れ、医療事故で良心の呵責に苦しんでいました。自ら執刀したごく普通の手術で患者の女性が亡くなり、夫に会うためにこの町にやってきたのでした。

そんな二人を待ち構えていたのは、街を襲う激しい嵐の接近でした。

人は誰しも、さまざまな出来事に出会い、また大小さまざまな苦悩を胸に秘めて生きています。それが普通の人生です。

主人公の二人は、それぞれ家庭や仕事上のトラブルを抱えている。そんな二人が、嵐の夜に二人きりになれば、自然と男女の関係になる。

本作は、あの涙なしでは観られない「きみに読む物語」の作者、ニコラス・スパークス原作のドラマ化です。

さすがの彼も、こんなプロットでどのような展開を見せてくれるのかと期待してましたが、ああこういうことね!という展開。

始まりはいつも「純愛」ですが、日々の生活が鮮やかな色と温度を奪い去ってゆく。そしてまた始まる「純愛」。それは誰にとっても「最後の初恋」となります。繰り返し、繰り返し・・・。

だから大切なことは、いかに二人してその「純愛」を守ることなのです。

邦題の「最後の初恋」と言うのも、ちょっとオーバー。直訳でよかったのでは?というのは、興行収入に関係ない冷静な目線ですね。

ちなみに、リチャード・ギアとダイアン・レインは「コットンクラブ」、「運命の女」に続く3度目の共演です。

出演:リチャード・ギア,ダイアン・レイン,スコット・グレン,クリストファー・メローニ,ヴァイオラ・デイヴィス,ジェームズ・フランコ,メイ・ホットマン

監督:ジョージ・C・ウルフ 2008年

原作:ニコラス・スパークス

BOSS的には・・・★★☆☆☆

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