2013.06.08
Stormy Monday 邦題:ストーミー・マンディ
都市の再開発に絡む画策に巻き込まれた男女を描いたサスペンス映画。769本目の映画投稿です。
イングランドの北東部の工業都市、ニューキャッスル。キー・クラブのオーナーであるフィニー(スティング)から雑用の仕事を得たブレンダン(ショーン・ビーン)は、空港にジャズバンドの一行を出迎えに行きます。
同じ時、空港には街のウォーター・フロントの再開発を目論むアメリカ人実業家のコズモ(トミー・リー・ジョーンズ)が到着します。
また、コズモに雇われたチンピラも街に入ります。彼らは、買収に応じないフィニーを脅して契約書にサインさせるよう指示を受けていました。
一方、ブレンダンはウェイトレスのケイト(メラニー・グリフィス)と親しくなります。しかし彼女はコズモの愛人であり、本業は議員などの買収工作のために身を挺する仕事でした。
一途なブレンダンに魅かれて行ったケイトはコズモの指示を無視し、二人は彼らの陰謀の渦に巻き込まれてゆくことになります。
主人公は、同年の「ワーキング・ガール」でアカデミーにノミネートされたメラニー・グリフィス。TV版マイアミ・バイスでクロケットを演じたドン・ジョンソンと結婚しますがその後離婚、現在は俳優のアントニオ・バンデラスの奥様です。
相方は「007 ゴールデン・アイ」「ロード・オブ・ザ・リング」のショーン・ビーン。TVを中心に活躍する演技派の渋い俳優さんです。渋いというのは、悪役も多いと言うことで・・・。
で、スティングが出演していることでも話題となりましたが、演技の方はまあまあといったレベルでしょうか?
全編にJAZZやブルースが流れ、アングルもカットもイギリス映画。乗り込んでくる悪役のトミー・リーがデリカシーの無いアメリカそのものという設定も、シニカルなイギリス映画ならではです。
車好きにとっては、登場するジャグァXJSやポルシェも見ものですが、ちょっと趣味に走りすぎた起用のような気もします。
イギリス映画好きの方に。メラニー&ショーン、スティングのファンの方に。客観的には★2つかもしれませんが、ここでの評価はあくまでも趣味的に・・・
出演:メラニー・グリフィス,トミー・リー・ジョーンズ,スティング,ショーン・ビーン,ジェームズ・コスモ,マーク・ロング
監督 マイク・フィギス 1988年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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