2013.06.16
The Sound of Music 邦題:サウンド・オブ・ミュージック
オーストリアに侵攻したナチスドイツの支配に抗する一家の姿を、美しい音楽と重ねて描いたミュージカル映画。アカデミー賞作品賞・監督賞・編集賞・音楽賞・録音賞。771本目の映画投稿です。
歌が大好きな修道女のマリア(ジュリー・アンドリュース)は、ある日院長の命令で7人の子供がいるやもめの退役軍人トラップ(クリストファー・プラマー)大佐の家庭教師になります。
トラップ家の古風で厳格な教育方法に息苦しさを感じたマリアは、大佐が婚約者の男爵夫人をウィーンに迎えに行った間に、子供たちに歌の楽しさを教えます。
帰宅した大佐は子供たちの変わりように驚きマリアを責めますが、子供たちの美しいコーラスを聴くにつれ、妻を亡くして忘れていた音楽を愛した昔を思い出してゆきます。
その頃オーストリアでもナチスの勢力は日増しに勢いを増していました。数日後、トラップ家でパーティーが開かれますが、広間に飾られたオーストリア国旗に対して、ナチ派の人々の非難を浴びます。
一方マリアは大佐と踊りながら、彼を愛し始めた自分に気づき、修道院に逃げ戻ります。
しかし、院長から自らの道を歩むように諭され、意を決してトラップ家に戻ります。二人の心を知った男爵夫人は身を引き、ウィーンへと帰ってゆきます。そして大佐とマリアは結婚します。
いわずもがなの不朽の名作です。アカデミー賞を総なめした映画も有名ですが、ミュージカルでも有名です。
プロットとしては、第2次世界大戦前夜のオーストリアで、ナチスの圧力を逃れて亡命するオーストリア人一家の物語という物語。
それだけでもアカデミーを取れますが、劇中で登場人物たちによって歌われる曲の数々が素晴らしい。
ざっと書き上げただけでも、
Sixteen Going on Seventeen「もうすぐ17才」
My Favorite Things「私のお気に入り」
Do-Re-Mi「ドレミの歌」
Edelweiss「エーデルワイス」
などなど。
いつかどこかで耳にしたことのある曲ばかり。
ややこしい話は抜きにして、これらの曲を聴くだけでも楽しめる作品です。
ただ、不朽と言われるのはやはり「抗ナチ」だからでしょうか?
出演:ジュリー・アンドリュース,クリストファー・プラマー,エレノア・パーカー,リチャード・ヘイドン,ペギー・ウッド,ヘザー・メンジース,ニコラス・ハモンド
監督:ロバート・ワイズ 1965年
音楽:リチャード・ロジャース
作詞:オスカー・ハマースタイン2世
BOSS的には・・・★★★☆☆
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