2013.07.11

Movies

邦題:探偵はBARにいる

雪の北海道を舞台に、酒好きで美女に弱い探偵とその相棒が事件解決に挑む探偵物。776本目の映画投稿です。

札幌の歓楽街ススキノ。この街の光と影を知り尽くした探偵(大泉洋)は、いつものようにBARで相棒の高田(松田龍平)とグラスを傾けながらオセロに興じていました。

tantei-bar.jpgそこに「コンドウキョウコ」と名乗る女性から一本の電話がかかってきます。仕事柄、危険な匂いには敏感でしたが、簡単な仕事だと判断した彼は翌日には依頼内容を実行します。

ところがその直後、何者かに拉致され、雪に生き埋めにされそうになり命からがら逃げ出します。

怒りが収まらない探偵の元に、再び「コンドウキョウコ」から電話が入り、依頼をしぶしぶこなし、自ら報復に乗り出した二人は、知らず知らずのうちに自体の核心に触れてゆくことになります。

北海道を舞台にした東直己の小説「ススキノ探偵」シリーズ2作目「バーにかかってきた電話」を、「相棒」シリーズの橋本一監督が映画化したもの。「相棒」シリーズの主要なスタッフが参加しています。

和製探偵物としては、松田龍平の父、松田優作がおちゃめな主人公を演じた「探偵物語」が有名ですが、本作も同様の路線の作品です。

とにかく主人公のキャラクター設定が重要なポイントになりますが、北海道ススキノという土地柄と雪の中の舞台と言う設定の中では、原作のキャラと大泉洋の演技がなかなかいい味出してます。

物語の方も推理物っぽい仕立てがなかなかよくできていて、面白おかしい展開と共に最後まで目が離せません。

地味なキャスティングにもかかわらずかなりの興行成績をあげたのもうなずける、いい作品です。

出演:大泉洋,松田龍平,小雪,西田敏行

監督:橋本一 2011年

BOSS的には・・・★★★☆☆

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