2013.07.30
おすすめモダン・ジャズ Best 3 & 4
JAZZ名盤ご紹介シリーズ。今日はこれです。
お勧めNo.3:'ROUND ABOUT MIDNIGHT by 帝王マイルス様(1956)
すいません、3作続けてのマイルス様になりました。いや、寿司が出汁巻きに始まり出汁巻きで終わるように、JAZZはマイルス巻きではじまりマイルス巻きで終えるものなのです。(~_~;)
有名なのはタイトル曲になっている1曲目。これはセロニアス・モンク(ムンクではありません)と言う人の作った名曲なのですが、始まってすぐの「アレ」がいいのです。お聞きになったことがある方は、「アレ」の意味がお分かりになるでしょうが・・・
60年代にかけてマイルスは何度かこの曲を録音していますが、やはり「アレ」をワクワクしながら待っています。
この「アレ」というのは、実は「ギル・エヴァンス」(ビルではありません)のアレンジによるものだと言われています。マイルスのこの曲の「アレ」をそれほど有名にしたのは、名アレンジャー、ギルの仕業だったのです。
と、とにかく聴いてみてください。買わなくてもいいのでレンタルで。(~_~;)
蒸し暑い真夏の夜、眠れずに街を彷徨う・・・そんな感じの曲です。
お勧めNo.4:MY FAVORITE THINGS by John Coltrane(1960)
ようやくマイルス以外が登場。コルトレーンです。入門編としては「バラード」あたりをお勧めするのがいいのかも知れませんが、ここは正統として。ムーディーなJAZZをお聞きになりたい方は、「BALLADS」の方をお勧めします。
努力の人コルトレーンがマイルスとのマラソンセッションを通して急激な成長をとげ、新たにソプラノ・サックスを手にして望んだ本作。まだまだその演奏はあ ぶなっかしい限りですが、彼もまたマイルスと同じようにまだ見ぬ明日の自分探しをしていた人だったのです。このアルバムも、夏にはいいかもですよ!
To Be Continued