2013.07.08
Rocky 邦題:ロッキー
一人のボクサーを通して、若者の孤独、不安、愛、そして真の勝利を描いたスポーツドラマ。アカデミー賞作品賞・監督賞・編集賞受賞作品。773本目の映画投稿です。
フィラデルフィアのサウスサイドのスラム街。そこに暮らすロッキー(シルヴェスター・スタローン)は賞金稼ぎのボクサーでした。
そんな彼は、ペット・ショップに勤める素朴な女性アドリアン(タリア・シャイア)に恋心を抱きます。彼女は、精肉工場に勤める兄のポーリー(バート・ヤング)と二人暮しをしていました。
4回戦ボーイのロッキーは、今日もラフ・ファイトで勝利を収めますが、そんなボクシングでは儲けにならないとジムを放り出されてしまいます。
数日後、彼に人生最大のチャンスが訪れます。建国200年祭のイベントの一つとして計画された世界タイトルマッチに出場するアポロ(カール・ウェザース)の対戦相手が怪我をし、代役として指名されたのです。
元ハード・パンチャーとして鳴らしたポーリーや、追い出されたジムの老トレーナー、ミッキー(バージェス・メレディス)の協力を得ることになったロッキー。アドリアンとの愛も育まれ、孤独だった彼の人生は一変します。
新しい人生の目的と、喜びを分かち合える仲間を得て、彼の猛練習が始まります。
「ランボー」シリーズで有名なスタローンを一躍スター・ダムに押し上げたのが本作。自身の生き様と重ね、「荒んだ生活から一夜にして栄光を掴む」という古典的「アメリカン・ドリーム」を描いた作品です。
なんでも、モハメド・アリの試合に感銘を受けた彼が、わずか3日で書き上げた脚本を持って映画会社に掛け合い実現したらしいのですが、当時の大スターはMr.アメリカンことロバート・レッドフォード。
やむなく低予算で作られたことが、かえって本作の臨場感に寄与していることは間違いありません。
音楽もヒットしましたよね!そして、何がしかの登場シーンでは繰り返し繰り返し使われます。
「愛は勝つ」というヒット曲がありましたが、「愛は勝つ」のです。
アメリカ人は単純、O型ですから。
出演:シルヴェスター・スタローン,タリア・シャイア,バート・ヤング,カール・ウィザース,バージェス・メレディス,セイヤー・デイヴィッド
監督:ジョン・G・アヴィルドセン 1976年
脚本:シルヴェスター・スタローン
BOSS的には・・・★★★☆☆
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