2013.08.22

JAZZ

おすすめモダン・ジャズ Best 9 & 10

モダンJAZZのおすすめ、今日はこちらです。

お勧めNo.9:COOL STRUTTIN' by Sonny Clark (1958)

いかしたジャケットと1曲目のタイトルチューンから、アート・ファーマーとジャッキー・マクリーンの2管ハーモニーが流れてくると、一気に60年代の JAZZ喫茶にタイムスリップしてしまう。(といっても私はまだ10歳にも満たず、当時出入りしたこともありませんでしたが・・・)

後藤さんとか寺島さんの書物を読むと、60年代のJAZZ喫茶では誰彼必ずリクエストしてくるアルバムの一枚だったとか。「いっそのこと叩き割って、うちにはございません!」と言いたかったそうな・・・そのくらい、特に日本では時代を作ったアルバムです。

サリンジャーのライ麦畑は大ヒットすることでビート・ジェネレイションからはるか遠ざかってしまいますが、そのスピリッツの陽の部分を背負って、彼らはファンキーの明日へと堰を切ったように走り始めます。

「うわーっ、JAZZ!」が聴きたい方へ!

http://youtu.be/llPQnwDAIVU

お勧めNo.10:Art Pepper meets The Rhythm Section (1957)

アート・ペッパーはウェストコーストJAZZの勇。白人ですが、当時のJAZZメンの例に漏れず激しいジャンキーでした。

その日、しばらくぶりに薬ではなくサックスを手にしてスタジオ入りした彼を待っていたのは、当時西海岸を演奏旅行していた帝王マイルス様のクインテットのリズム隊。

ということでタイトルの「ペッパーさんが、リズム隊と会ったとさ!」になるわけです。

で、いつもはヘロヘロ、ボロボロのペッパーさんもマイルスのリズム隊と聞いて冷たい水でもがぶ飲みしたのが、じゃきっと演奏。有名な1曲目「YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO」が出来上がります。

リズム隊がスタジオで働いている頃、マイルスさまはきっと首からカメラなんぞぶら下げて市内観光でもされていたはず・・・。

で、この西と東の混血児。しかし黒いリズム隊にプッシュされたペッパーは、予想以上にハード・バップしてます。

これも、正統派のJAZZの一枚として。

http://youtu.be/xISaCzXYYg8

To Be Continued

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