BOSS's Column

イギリス南部ハルベリーを舞台にしたラブ・ロマンス。781本目の映画投稿です。

美しく機知に富むエマ・ウッドハウス（グウィネス・パルトロー）は、母をなくし姉も結婚して家を出て大きな屋敷に父と二人で暮らしていました。

ウッドハウス家の家庭教師を長く務めたアナ・テーラーが、ウェストン家に嫁ぎます。彼女をウェストン氏に紹介したのはエマは、自分には恋の仲介役の才能があると思い込みます。

そこで、友人のハリエット・スミスを牧師のエルトンと結び付けようとしますが、エルトンのお目当てがエマだと知り、計画は失敗に終わります。

そんなエマは、ウェストン氏の前妻の子であるフランク・チャーチルに好感を持ちますが、自分の天分を思い出し今度はチャーチルとハリエットを結び付けようとします。

グウィネス・パルトローと言えば、ブラッド・ピットとの恋仲で有名ですが、「恋に落ちたシェークスピア」ではアカデミー賞主演女優賞を手にした女優さん。最近では「アイアンマン」シリーズに抜擢された美しい女性です。

本作は、主役のエマが他人の恋のお節介を焼きながら、次第に自身を見つけ出してゆく物語ですが、正直おじさんには彼女の美しい顔を眺めているくらいしか楽しみがありません。

それよりも、日本で言うところの武家よりもさらに多いイギリスの貴族社会の日常を垣間見ることができると言う意味では、興味深い作品です。

と言っても、王侯ほどの暮らしぶりでもありませんから、こんな家に生まれたらそこそここういう暮らしをして、一生を過ごすのかな？という程度のお話。

原作はジェーン・オースティン。18世紀の田舎の中流社会に生きる女性を皮肉と愛情を込めて描いた作家です。

ということで納得。監督は女流ではありませんが、原作が女流だと・・・

穏やかに暮らす女性の方々に。幸せな結婚を夢見る女性の方に。グウィネス・パルトローがお好きな方に。

出演：グウィネス・パルトロー,トニ・コレット,アラン・カミング,ユアン・マクレガー,ジェレミー・ノーサム,ポリー・ウォーカー,グレタ・スカッキ

監督：ダグラス・マクグラス 1997年

BOSS的には・・・★★☆☆☆

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