BOSS's Column

余命わずかな二人の男が出会い、友情を深めながら最後の時を旅するドラマ。800本目の映画投稿です。

かつて大学で哲学を学んでいた黒人のカーター・チェンバース（モーガン・フリーマン）は、妻の妊娠を機に大学を中退し、その後は家族のために自動車整備工として身を粉にして働いてきました。

一方、16歳で始めたビジネスをひたすら拡大することに人生のすべてをつぎ込んできた大金持ちの実業家エドワード・コール（ジャック・ニコルソン）は、自ら経営する病院に入院し精密検査を受けます。

たまたま同室となった二人は、共に余命6ヶ月を宣告されます。

カーターが書き始めた大学時代に習った死ぬまでにやりたいこと「棺おけリスト」に興味を持ったエドワードは、リストの夢をかなえるための旅に出ることを進め、二人はエドワードの自家用ジェットでヨーロッパに向かいます。

余命6ヶ月と宣告されたら、人は残りの時間をどう過ごすのか？

という、まあ陳腐なテーマを野郎2人が表現するコメディタッチのドラマです。コメディ仕立てにするにはある程度の費用がかかるので、一人を大金持ちにし、もう一人は親近感を抱かせるために普通の人とする。

二人が世間一般でマジョリティな夢を次々かなえてゆくのですが、キャスティングがとにかく素晴らしい。といいますか、この二人じゃないとただのB級に終わっていたように思います。

違ったタイプの二人が、お互いに刺激し合い、お互いのこれまでの人生に欠けていたもの、避けて通っていたものに目を向けさせるというのも、まあありがちな展開です。

監督は「スタンド・バイ・ミー」「恋人たちの予感」のロブ・ライナー。大好きな映画ばかりなのですが・・・彼も歳をとった？？？

ということで、二人のファンの方にはお勧め。終末期をコメディタッチで見たい方にもお勧めしておきます。

出演：ジャック・ニコルソン,モーガン・フリーマン,ロブ・モロウ

監督：ロブ・ライナー　2007年

BOSS的には・・・★★☆☆☆

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