2013.12.25
Love Song for Bobby Long 邦題:ママの遺したラブソング
アメリカ南部の田舎町を舞台に、中年男と少女の心の交流を描いたドラマ。810本目の映画投稿です。
家を飛び出し、長年会うことのなかった母の訃報を受け取ったパーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、生家のあるニューオリンズの田舎町に向かいます。
そこで彼女を待っていたのは、見知らぬ二人の男、元大学教授のボビー・ロング(ジョン・トラヴォルタ)と彼を慕う作家志望の若者ローソン(ゲイブリエル・マック)でした。
彼らはパーシーに母の友人だと語り、母の遺言で家はパーシーを含めた3人に残されており、自分たちも住む権利があると主張します。
彼女は憤慨して、一度はフロリダに帰ろうとしますが、母の形見の小説を読み、もっと母のことを知ろうと家にとどまることにします。
こうして、3人の奇妙な同居生活が始まります。
三流役者のジョン・トラボルタも、いよいよドラマに進出。はたしてそのお味は?的な作品?
お相手は売り出し中のスカーレット・ヨハンソン。かなり大き目の胸周りと、エロいくちびるが魅力の女優さんです。
で、トラボルタですが、歌もなかなかお上手ですよ。でもギターまでは実際弾けないのですから、弾き語りシーンはもう少しカメラアングルに工夫が欲しかった。
基本プロットはありがちなお話で、観客は最後にそれを知らされるのですが、それに向けての作り込みはやや希薄。
物語り全体は、登場人物の一人が小説として執筆したと言う流れなのですが、その辺の印象付けも希薄です。
監督のシェイニー・ゲイベル、本作が監督デビューだそうですが、もしかして・・・と思ったら、やはり女性でした。
いや、別に女性蔑視でもないし、女性監督でも素晴らしい人は一杯いると思うのですが、ついぞ私はそういう人の作品にめぐり合ったことがないだけ・・・
個人的には、感傷的で感覚で映像が紡がれ、細かい展開や脚本の整合性など気にしない。ちょっとかっこいいスチールを、ぱらぱらとめくるような感じです。
エンディングともだぶるイントロのカメラワークとかは、なかなかいい味出しているんですが・・・
個人的には、フランスの香り漂うデボラ=カーラ・アンガーが好きです。
世間ずれしていない女性の方に。
出演:ジョン・トラヴォルタ,スカーレット・ヨハンソン,ガブリエル・マクト,デボラ=カーラ・アンガー,デイン・ローズ,デヴィッド・ジェンセン
監督:シェイニー・ゲイベル 2004年
脚本 シェイニー・ゲイベル
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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