2013.12.19
Tomorrow Never Dies 邦題:007/トゥモロー・ネバー・ダイ
殺しの許可証を持つ英国情報部MI6のエージェント、ジェームズ・ボンドの活躍を描く007シリーズ第18作。個人的に「これぞ007」シリーズ第二弾。808本目の映画投稿です。
ロシア国境での武器取引のブラック・マーケットに侵入した英国諜報部のジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)は、市場を破壊し核魚雷ともども脱出に成功します。
ある日、南シナ海の公海上で英国海軍の軍艦デヴォンシャーが中国軍航空機に攻撃され沈没するという事件が発生し、英中間に緊張が走ります。
それは自ら戦争を引き起こし、ビッグスクープを捏造しようとするメディア王エリオット・カーヴァー(ジョナサン・プライス)が画策したものでした。
調査のための猶予は48時間。ボンドはカーヴァーのパーティーに出席すべくハンブルグに到着します。そこにはかつての恋人で今はカーヴァー夫人となったパリス(テリー・ハッチャー)がいました。
彼女から得た情報を元にカーヴァービルに潜入したボンドは、レーダーの座標を狂わせるGPS暗号機を発見。そしてそこで、中国国外安保隊員ウェイ・リン(ミシェル・ヨー)と鉢合わせになります。
無事に脱出に成功しますが、ホテルに帰るとそこにはパリスが死体となっていました。
前作から始まったピアース・ブロスナンの新ボンド・シリーズ。本作はさらにさまざまパワーアップ。生死の狭間で彼がつぶやく、ユーモアとウィットにとんだ会話も、絶好調です。
今回のボンドカーは、BMW7シリーズ。ビジネスマンのためのセダンですが、仕掛けはいろいろ。そして2輪のR1200Cも大活躍します。プライベートでは、アストンマーチンDB5がちらっと出てきます。
お楽しみのボンド・ガールは、中国系マレーシア人のミシェール・ヨー。アングル的にもう少しそっち方向の撮影もほしかったと思うのは私だけ?
もう一人のボンド・ガールは、その後「デスパレートな妻たち」で主役を演じることになるテリー・ハッチャー。こちらはなかなかの美人ですし、そこそこご満足いただけます。
とにかく、テンポのいい破天荒なボンドの活躍と常に笑いを誘う脚本で、あっという間の2時間。無駄なカットもなくて、この辺は本当に邦画製作の方々に参考にしていただきたいところです。
いわゆる、アクション娯楽映画として!
出演:ピアース・ブロスナン,ジョナサン・プライス,ミシェル・ヨー,テリー・ハッチャーリッキー・ジェイ
監督:ロジャー・スポティスウッド 1997年
BOSS的には・・・★★★★☆
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