2014.01.26
邦題:木更津キャッツアイ 日本シリーズ
木更津を舞台に、5人の若者が巻き起こす騒動を描いたTVドラマの映画化作品。815本目の映画投稿です。
半年ごとに「余命半年」と言い渡され続ける21歳のぶっさん(岡田准一)は、先輩の山口(山口智充)がオープンさせた韓国パブでホステスのユッケ(ユンソナ)と出会い彼女に恋をしてしまいます。
一方、地上げ屋に乗っ取られそうになっている孤児院「甘えん坊ハウス」を救うため、地元の木更津でロックフェスティバルを計画している氣志團が、ぶっさんたちに前座を務めるよう申し入れてきます。
その頃、木更津の町に偽札が出回る事件が起こります。それは美礼先生(薬師丸ひろ子)の高校時代の同級生で刑務所から出所して来たばかりの村田ジョージ(内村光良)、別名「微笑みのジョージ」の仕業でした。
村田は特殊メイクで、死んだはずの木更津の守り神的ホームレス、オジー(古田新太)に成りすまして町に帰ってきたのでした。
正直、TVシリーズは全く観ていません。もともとがTBSによる9回シリーズの実験的番組だったようですが、予想以上に一部の熱狂的ファンを獲得したため、映画化されることになったのが本作とか。
ということで、そういう一部の熱狂的ファンの方のための作品であり、もちろん同じようにTVシリーズから映画化された「相棒」シリーズなどとはそもそもファン層の厚みが異なります。
なぜ厚みが違うのかは、この作品を見ただけでも明らかで、単なる劇画的な出入りの激しいコメディです。
もちろん、伝わるものは何もなく、後にも何も残らない点は、むしろその潔さを褒めたいくらいですが、TVシリーズのファンの方以外で、たとえば氣志團のファンの方へとか、嵐やV6のファンの方へ!というシロモノ。
いわゆる名作を同じお金を払って、わざわざ映画館に足を運ぶほどのものではありません。いや、何も考えず、ただ笑いたい方にはいいかも?
出演:岡田准一,櫻井翔,岡田義徳,佐藤隆太,塚本高史,酒井若菜,ユンソナ,薬師丸ひろ子,内村光良,古田新太,哀川翔,氣志團
監督:金子文紀 2003年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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