2014.03.02
Back to the Future 邦題:バック・トゥ・ザ・フューチャー
30年前にタイムスリップしてしまった高校生の奮闘を描いたSFコメディ。825本目の映画投稿です。
1985年10月25日。高校生のマーティ(マイケル・J・フォックス)は、風変わりな科学者ブラウン博士(クリストファー・ロイド)から、夜中の1時過ぎに研究所前の広場に来るように言われます。
ガールフレンドのジェニファー(クローディア・ウェルズ)と週末の約束をして帰宅すると、デートに借りるはずの車が大破していました。
とにかくも約束の広場にいくと、そこにはデロリアンの改造車が置いてありました。実はこれは博士の発明したタイムマシンで、燃料に必要なプルトニウムは、博士がテロリストから騙し取ったものでした。
いよいよ実験開始。とその時、騙されたテロリストたちの襲撃に会い、博士は銃弾を浴びます。
マーティーはデロリアンで逃げようとしますが、時速140kmを超えたところでタイムスリップしてしまいます。
ついたところは1955年。高校生だったマーティーの父ジョージ(クリスピン・グローヴァー)と母ロレーン(リー・トンプソン)が出会う前でした。
帰りの燃料がなければ未来に帰れないことを悟ったマーティーは、若きブラウン博士を訪ね事の次第を説明。次の土曜の夜に、街の広場にある時計台に落雷があったことを思い出し、博士はそれをタイムスリップの燃料にしようと準備を始めます。
一方、マーティーは若かりし母と出会ってしまい、彼女は彼に一目惚れしてしまいます。
はい、皆さんもよくご存知の本作。USJのアトラクションにもなっている有名な作品です。クレジットにはスピルバーグも名を連ねていますが、監督は本作の大ヒットで一躍メジャー監督となったロバート・ゼメキスです。
物語は、基本タイムスリップ。そしてタイムスリップした先では、歴史を変えるようなことをしてはならないと言うお約束にまつわるドタバタ劇です。
まあそういう内容の作品ではありますが、脚本もしっかりしてるし、なにより細かいカットもしっかりと演じられ撮られていて、CGも丁寧なつくりになっています。
この辺は、お笑いだとテキトーに流してしまうどこかの映画作りとは一線を画すさすがハリウッド映画。いやスピルバーグ総指揮作品です。
監督もその出来にかなりの自信があったのか、エンディングではしっかりと次作のPRもやっちゃってます。
本作で有名になったのはマイケル・J・フォックスだけでなく、タイムマシンとなったデロリアンも話題になりました。
GM副社長だったデロリアン氏が、理想の車を作りたくて起こした会社の唯一の完成車。デザインはジウジアーロ、メカニズムはロータスが担当し、ボディはステンレス無塗装のスポーツカーでした。
遊びの映画でも一切妥協しない、いやとことんやって楽しんでる風のある名士たちが世に送り出した娯楽作品。家族みんなでどうぞ!
出演:マイケル・J・フォックス,クリストファー・ロイド,リー・トンプソン,クリスピン・グローヴァー,トーマス・F・ウィルソン,クローディア・ウェルズ
監督:ロバート・ゼメキス 1985年
脚本:ロバート・ゼメキス,ボブ・ゲイル
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ,フランク・マーシャル,キャスリーン・ケネディ
BOSS的には・・・★★★★☆
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