2014.04.14
North by Northwest 邦題:北北西に進路を取れ
他人と間違われて犯罪に巻き込まれた男の恋とスリルを描いたヒッチコック映画。827本目の映画投稿です。
広告代理店の重役ロジャー・ソーンヒル(ケーリー・グラント)は、キャプランという男と間違えられ、ニューヨークのホテルから無理やり連れ出されます。
海の近くの邸宅で主人のタウンゼント(ジェームズ・メイスン)から「仕事」への協力を強いられますが、人違いなので応えようがない。依頼を断ったロジャーは無理やり酒を飲まされ、車で海に突き落とされそうになりますが、何とか逃れ警察に保護されます。
翌日、警察とともに邸宅を訪れますが、昨晩の様子は跡形もなくなっていました。
総会に出席中という邸宅の本当の主タウンゼントに会うため国連を訪れたロジャーでしたが、氏は何者かに殺され、ロジャーは犯人に間違われて警察から終われる身となります。
シカゴのホテルに移ったというキャプランなる男を追って、ロジャーはシカゴ行きの急行に乗り込みます。
追ってきた警察から彼を機転で救ったのは、謎の美人イーブ・ケンドル(エヴァ・マリー・セイント)でした。
スリラー映画の巨匠、アルフレッド・ヒッチコックの「めまい」に続くサスペンス・ロマン作品。複葉機に終われるシーンが有名です。ご本人も冒頭にご登場ですね。
主演は「めぐり逢い」のケーリー・グラント。あの名作の2年後の作品です。お相手のエヴァ・マリー・セイントは、デビュー作「波止場」でアカデミー助演女優賞を受賞した女優さん。最近では「スパーマン リターンズ」に出演してました。
今時の複雑なミステリーからすれば、あまりにもシンプルですが、その分切れのいいサスペンス映画となりました。
結末をご存知の方は仕方ないですが、どういう展開になるか全くわからないのがヒッチコック作品の面白さ。シンプルにお楽しみください。
出演:ケーリー・グラント,エヴァ・マリー・セイント,ジェームズ・メイソン,ジェシー・ロイス・ランディス,レオ・G・キャロル
監督:アルフレッド・ヒッチコック 1959年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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