2014.07.27

Movies

Good Will Hunting 放題:グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち

心を閉ざした天才少年が、一人の心理学者との交流を通して成長してゆく姿を描いたヒューマンドラマ。アカデミー賞脚本賞・助演男優賞受賞作品。830本目の映画投稿です。

ウィル・ハンティング(マット・デイモン)は、MIT(マサチューセッツ工科大学)で清掃員のバイトをしていました。毎晩のように親友のチャッキー(ベン・アフレック)、モーガン(キャセイ・アフレック)、ビリーらと街で遊び歩き、時には警察沙汰も起こしていましたが、実は彼は数学に関して天才的な才能を持っていました。

good-will-hunting.jpgある日、ウィルは仕事中に廊下の掲示板に書かれた難解な数学の証明問題を解きます。出題した天才数学者のランボー教授(ステラン・スカルゲールド)は、解答したのがウィルと知り拘置所にいた彼の身柄を預かることにします。

保釈の条件として週2回の研究室での勉強と週一回のセラピーを課せられたウィルでしたが、次々と難解な数学証明をやってのける一方、ランボーが依頼した一流のセラピストをことごとく手こずらせます。孤児で里親を渡り歩き虐待まで受けた彼は、誰にも心を開こうとはしませんでした。

そこでランボーは、大学時代のルームメイトで、かつては名声を馳せたものの最愛の妻を亡くして人生に落胆し、今はコミュニティ・カレッジの講師をしているショーン・マクガイア(ロビン・ウィリアムス)にウィルを預けることにします。

天才的な才能、いわゆる高IQだけれど恵まれない環境で育ち、底辺の暮らしをしている主人公。その才能を見出されはしますが、心に大きな傷を持っていて社会になじめない。

そんな主人公の心を解き放つといえばこの人、ロビン・ウィリアムスですね。そして主人公はさまざまな役柄に果敢に挑戦するマット・デイモン。見所はやはり、この二人のやり取りと変化。それも心を癒すはずの主人公だけでなく、セラピストも自ら抱える心の悩みを解き放ってゆくというお話です。

なかなか見ごたえのある作品。会話も展開も、非常にデリケートに作られています。で、本作の脚本は、なんとマット・デイモンとベン・アフレックなのです。

主人公は普通に成功者の道を歩むのではなく、自ら信じるものを選ぶという人生の歩みを始める。

じっくりと腰をすえて、ご覧ください。ぎりぎり★4つで。

出演:ロビン・ウィリアムズ,マット・デイモン,ベン・アフレック,ミニ・ドライヴァー,ステラン・スカルスゲールド,ケイシー・アフレック,コール・ハウザー,ジョン・マイトン

監督:ガス・ヴァン・サント (1997年)

脚本:マット・デイモン,ベン・アフレック

BOSS的には・・・★★★★

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