2014.10.29
邦題:木更津キャッツアイ ワールドシリーズ
木更津を舞台に、5人の若者が巻き起こす騒動を描いたTVドラマの映画化作品第2弾。833本目の映画投稿です。
ぶっさん(岡田准一)の死から3年。残された木更津キャッツアイのメンバー4人は、別々の道を歩み始めていました。
木更津に残り市役所に就職したバンビ(櫻井翔)は、市長選挙の現職応援のために選挙カーで走り回る毎日。ある日、どこからか聞こえてくる「If you build it, he will come(それを作れば彼がやって来る)」というメッセージを耳にします。
一方、喧嘩別れしたままのアニ(塚本高史)は秋葉原をうろつき、マスター(佐藤隆太)は大阪でたこ焼きの屋台を引いていました。
市役所を退職し二人の下を訪れたバンビは彼らを説得し、3人はまた木更津に戻ってきます。
その頃うっちー(岡田義徳)は自衛隊員になり、美人教官・杉本文子(栗山千明)のしごきに耐えかねて脱走。山の中で飲まず食わずの生活をしていました。
前作から3年。物語も3年後のお話です。死んだぶっさんを登場させるのに「フィールド・オブ・ドリーム」のモチーフを持ってきたのは、野球ファンには納得。
主人公たちが野球好きということでスポーツの持つ独特の雰囲気や展開はありますが、そもそもがこそ泥集団の若者のお話ですから、笑って楽しむだけの作品です。
それでも早回しの効果的な使い方や、劇画的展開の映画表現など、そういう意味では見所のある作品です。
その辺は前作よりも洗練されており、栗山千明ほかの関係ない人間を取り込むことでコアな感覚を薄めたことも、一歩娯楽作品に近づいたように思います。
基本プロットのトレースがぐすぐすだったことは残念でした。
出演:岡田准一,櫻井翔,酒井若菜,岡田義徳,佐藤隆太,塚本高史,阿部サダヲ,山口智充,ユンソナ,嶋大輔,栗山千明,高田純次,森下愛子,薬師丸ひろ子
監督 金子文紀 2006年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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