2014.12.16
Back to the Future Part III 邦題:バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3
時間旅行の出来る車に乗って、現在・過去・未来を旅する少年と博士の冒険を描いたアドベンチャー・シリーズの完結編。839本目の映画投稿です。
1955年に取り残されたマーティ・マクフライ(マイケル・J・フオックス)は、1885年からのドク(クリストファー・ロイド)からの手紙を頼りに彼が廃坑に隠したデロリアンを探しにいきますが、そこで見たものはドクの墓でした。
マーティはドクの危機を助けるべく、1885年の開拓時代へと向かいます。
タイムスリップしたマーティは、アイルランドから移住してきたばかりの祖先、マクフライ夫妻(マイケル・J・フォックス)(リー・トンプソン)に出会い、また酒場でタンネン(トーマス・F・ウィルソン)一味にからまれ、縛り首にされそうになります。そんな彼の窮地を救ったのがドクでした。
事の次第を話し、現代に戻ろうとする二人でしたが、デロリアンがガス欠。途方にくれる二人の前に現れたのは美人の新任女教師クララ・クレイトン(メアリー・スティーンバージェン)でした。
1作目、2作目と未来、過去を行ったり来たりしているうちに、話しがだんだんややこしくなってきて、もういつどこで歴史の矛盾が起こっても不思議はない状態。
もちろん制作側のすスピルバーグもその辺のことはよくわかっていて、矛盾のないようにうまく処理しながら、また新たにドクの恋物語をおかずに本作は展開してゆきます。
そして、マーティの祖先との関わりはほとんどなくし、歴史問題を薄めた関係から新しい物語としての印象を与えることには成功していますが、逆にあのハラハラ感は薄まってしまいました。
ただ老若男女を問わず楽しめるエンターテインメントであることには間違いないですが、マーティの青春グラフティ的な感じがなくなってしまったのは、恋物語好きのおじさんにはちょっと残念です。
監督のロバート・ゼメキスは、本シリーズのヒットで一躍メジャー監督となり、「フォレスト・ガンプ/一期一会」でアカデミー賞作品賞・監督賞を受賞します。
出演:マイケル・J・フォックス,クリストファー・ロイド,メアリー・スティーンバージェン,トーマス・F・ウィルソン,リー・トンプソン
監督:ロバート・ゼメキス 1990年
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ,フランク・マーシャル,キャスリーン・ケネディ
BOSS的には・・・strong>★★★☆☆
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