2014.12.08
Die Hard 2 邦題:ダイハード2
非番に大事件に巻き込まれ、果敢に悪と戦う刑事の姿を描いたポリス・アクション。大ヒットシリーズの続編第2弾です。837本目の映画投稿です。
ちょうど一年前に、テロリストたちに襲撃されたロスアンゼルスの高層ビルから多くの人質を救い出したジョン・マックレーン刑事(ブルース・ウィリス)は、仕事の都合で離れて暮らす妻のホリー(ボニー・ベデリア)と一緒にクリスマス休暇を過ごすため、吹雪の中ワシントンのダレス国際空港に迎えに来ていました。
テレビでは、逮捕した南米の麻薬王エスペランザ将軍(フランコ・ネロ)のダレス空港への移送を報じており、反共主義者の元陸軍大佐スチュワート(ウィリアム・サドラー)の姿を空港内で見かけ不審に思ったマックレーンは、大佐の部下らしい男たちの後をつけます。
手荷物室で銃撃戦になりますが、二人のうち一人を取り逃し、空港署のロレンゾ警部(デニス・フランツ)には相手にされないため、彼は死んだ男の指紋をロスの事件で親友になったパウエル(レジナルド・ベンジョンソン)のもとにファックスで送って照合した結果、それは2年前に死んだはずになっている米軍の顧問のものであることがわかります。
その頃大佐は、計画通りの準備を完了し、空港のすべての電源が落ち、管制システムも不能となります。少佐は乗っ取った管制機能で将軍の乗った機を優先的に着陸させ、空港側には満タンの燃料を積んだ767型機を用意するように要求します。
吹雪によって到着が遅れていたホリーの乗った便を含む多くの航空機が、燃料の少ないまま上空を旋回し続け、やがて墜落する危機に直面します。
前作に引き続き、テロリストたちによって危機を迎えた妻を含むたくさんの人質を救うべく、ただ一人立ち向かうマックレーン。前作の成功でさらに予算が付いたためか、視覚的な出来はよくなっています。
しかし今回は空港が舞台であり、前作の閉鎖されたビルの中という息の詰まる閉塞感はなく、航空機の燃料がなくなるとはいえ前作ほどの切羽詰った感もやや希薄になっています。
何よりも現実にはありえないカットが散見され、そういう意味ではやや興ざめとなってしまいます。
ただ、コミカルな演出は垢抜け、あちこちでくすくすと笑わせてくれます。
まあとにかく、幅広い層の方に楽しんでいただける娯楽映画としては、正しい進化形な続編となりました。
ちなみにマックレーンは前作に引き続きベレッタM92FSです。
出演:ブルース・ウィリス,ボニー・ベデリア,ウィリアム・サドラー,ダルトン・トンプソン,アート・エバンス,デニス・フランツ,フランコ・ネロ,ジョン・エイモス
監督:レニー・ハーリン 1990年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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