2015.01.25
City of Angels 邦題:シティ・オブ・エンジェル
天上に住みながら地上の女性と恋に落ち、永遠の命を捨てて人間になることを決意した一人の天使の姿を描いた切ないラブストーリー。849本目の映画投稿です。
現代のロスアンジェルス。人の死に立会いその人を天上に連れてゆく役目の天使セス(ニコラス・ケイジ)は、心臓病患者の手術に失敗し患者を死に至らしめたことで苦悩する外科医マギー(メグ・ライアン)に恋をします。
セスは、天使の掟を破って彼女の前に姿を現しますが、天使のままでは触れることもぬくもりを感じることも出来ません。
ある日、マギーの患者メッシンジャー(デニス・フランツ)からその正体を言い当てられ、彼もまたかつて天使だったことを告げられます。
堕天使になれば、人間になれると教えられたセスは、永遠の命の代わりにマギーとの愛を選び、ある日ビルの屋上から身を投げ、ついに人間になります。
恋人で同僚の医師ジョーダン(コーム・フォオレ)からの求婚されながらも、セスを忘れられないマギー。彼女を訪ねて別荘までやってきたセス。二人は結ばれ、セスは人間としての喜びを体中に感じるのでした。
ちょっと切ないラブストーリーです。ただ、ニコラス・ケイジ&メグ・ライアンというキャスティングに頼った作品という印象もぬぐえません。
もう少し地味だけど演技力のある配役で、揺れるそれぞれの心象をもっともっと描き出せば、なかなかプロットとしては面白い題材だと思うのですが・・・。
ただこれは個人的な二人に対する印象や、刷り込みのせいかもしれません。
監督のシルバーリングは「キャスパー」で有名な監督さん。ファンタジーの扱いは得意なのでしょうが、やはり大物キャスティングを大切にしすぎたのでしょうか?
まあそうは言っても、普通の婦女子の方には切ないラブストーリーとしてお楽しみいただけるでしょうね。普通の恋人たちへ!
出演:ニコラス・ケイジ,メグ・ライアン,アンドレ・ブラウアー,デニス・フランツ,コルム・フィオール
監督:ブラッド・シルバーリング 1998年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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