2015.03.04
LONDON BOULEVARD 邦題:ロンドン・ブルバード LAST BODYGUARD
隠遁生活を送る人気女優のボディ・ガードをすることになった出所まもないギャングのしがらみを描いたギャング映画。863本目の映画投稿です。
傷害罪で3年間の服役を終えて出所したミッチェル(コリン・ファレル)は、ギャングの世界から足を洗おうと決意しますが、迎えに来た悪友ビリー(ベン・チャップリン)から組織の借金取りの手伝いを頼まれます。
その夜、ミッチェルの出所を祝うパーティでは、愛すべきたった一人の家族である妹のライオニー(アナ・フリール)が酔って暴れていました。盗みと酒とドラッグに溺れる彼女は、ミッチェルの悩みの種でした。
タクシーで妹を自宅に送る手はずをした彼は、パーティーで出会った女性記者ペニーから隠遁生活を送る女優シャーロット(キーラ・ナイトレイ)のボディ・ガードの仕事を紹介されます。
高級住宅街にある屋敷を訪ねると、シャーロットは屋敷の外でカメラを持って待ち構えるパパラッチたちに怯えており、他にはハウスマネージャーの俳優ジョーダン(デイヴィッド・シューリス)がいるだけでした。
ボディ・ガードの仕事を引き受けることにしたミッチェル。そんな折、友人の浮浪老人ジョーが2人組の少年たちに暴行を受け死亡します。ジョーの埋葬場所を確保してもらう代わりに借金取りの手伝いをするはめになったミッチェルは、タフな黒人4人組に襲われ、逃げたビリーに代わってズタズタにされます。
しかしミッチェルの度胸のよさに惚れ込んだビリーのボスでギャングの親分ギャント(レイ・ウィンストン)から、シマを任せるという提案がなされます。
ベッドシーンの有無と相手役によって出演するかどうか決めると有名なコリン・ファレル主演のギャング映画。
今回のお相手は、美女キーラ・ナイトレイ。美しいですねぇ~!でも、限界を超えた「貧乳」であることが判明しちゃいます。まあ、いいですけど。
ということで、二人をはじめイギリス出身の俳優たちを集めて作られたイギリス映画。
監督・脚本・製作は、レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン出演の「ディパーテッド」の脚本を手がけたウィリアム・モナハンが、初めてメガホンを取りました。
しかしかの作品は、スコセッシが監督。さすがにアレほどの作品には程遠いのですが、切れ味はなかなかのもので、そこそこスタイリッシュ。ブリティッシュ・ノワールと言ってもいいかな?いや、あくまでも「そこそこ」です。
イギリス映画の新しい可能性として、分水嶺とも言える作品。ということは、どちらにも評価は転ぶということで・・・
しかしながら、「売らんかな。売れんかな?」的邦題はダメダメ。
出演:コリン・ファレル,キーラ・ナイトレイ,レイ・ウィンストン,デヴィッド・シューリス,アンナ・フリエル,スティーヴン・グレアム,ベン・チャップリン
監督・脚本・製作:ウィリアム・モナハン 2010年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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