2015.03.19
邦題:ロボジー
電機メーカーの窓際社員たちが老人をロボットにしたてあげて繰り広げるドタバタ・コメディ。868本目の映画投降です。
会社の宣伝のため、家電メーカー木村電機の窓際社員、林(濱田岳)、太田(川合正悟)、長井(川島潤哉)の3人は、ワンマン社長木村(小野武彦)からわずか3ヶ月で二足歩行ロボットを作るよう命じられます。
発表の場となるロボット博の1週間前、不慮の事故でロボットが暴走し研究室の窓から落下。ロボット自体も動かすソフトも大破してしまいます。
一計を案じた3人は、ロボットの外装に人を入れて博覧会を乗り切ろうと、会社には内緒で偽のオーディションを開催します。そうして選ばれたのは、73歳になる独居老人鈴木重光(ミッキー・カーチス)でした。
ロボット博に参加した偽のロボット「ニュー潮風」でしたが、その会場で事故が起こりロボットオタクの女子大生、佐々木葉子(吉高由里子)を助け、一夜にして日本中のヒーローになってしまいます。
日本各地からの出演依頼が殺到し、引っ込みがつかなくなった3人。見返りに鈴木は高級ホテルへの宿泊や高価な食事など、破格の待遇を要求します。
監督は「ウォーターボーイズ」「ハッピーフライト」など、コメディを得意とする矢口史靖。この人の仕掛けって、結構つぼにはまったりします。
本作はロック歌手ミッキー・カーチスの五十嵐信次郎名義での初出演作品。73歳の名演です。
キャッチコピーは「変形しない。戦わない。働きもしない。そんなロボットに日本中が恋をした。」。内容的には、科学少年少女の夢を打ち砕くようなお話で、最終的にはどういうおちに持ってゆくのかと不安に思いながら観ていましたが、なかなかいいエンディングでした。
大向こうを狙っていない、邦画らしい邦画。ご家族全員でお楽しみください。
ただし、いくらヒットしたからといって、続編などは造らないようにね!
出演:ミッキー・カーチス,吉高由里子,濱田岳,川合正悟,川島潤哉,田畑智子,和久井映見,小野武彦
監督:矢口史靖 2011年
BOSS的には・・・★★★☆☆
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