2015.06.08
Live and Let Die 邦題:007 / 死ぬのは奴らだ
007シリーズの実質2代目、ロジャー・ムーアのデビュー作にしてシリーズ8作目のスパイアクション映画。883本目の映画投降です。
ベッド・メイトとひと時を楽しんでいたジェームス・ボンド(ロジャー・ムーア)の自宅に、MI6の上司Mとマニーペニーが訪れ、諜報員3名が次々と殺害されたことを知らされます。
黒幕と目されるドクター・カナンダ(ヤフェット・コットー)と対決すべく、ニューヨークに飛んだボンドでしたが早速組織に襲われます。
難を逃れた彼は、ハーレムのレストランでタロット占い師の美女ソリティア(J・セイモア)に出会います。
そこでも鉄の義手を持つティー・ヒー(J・W・ハリス)からなんとか逃れ、ドクター・カナンガの本拠地であるサン・モニクへ向かいます。しかし、彼の行動はソリティアのタロット占いですべて敵に知られていました。
宿泊先で知り合ったCIAの連絡員を名乗る若い女性ロージー(G・ヘンドリー)と共に、カナンダが潜む島へと乗り込みます。
のっけからベッドシーン。それも貴重なボンドの自宅との設定。それはさておき、計3名の女性とベッドを共にするボンドの体力には感心しますが、ちょっとやりすぎの感あり。この辺は、次第に必要最低限に絞られてきます。
で、戦う相手はブードゥー教とタロット占いに守られているという、単なるテロリストなので無いところが、本作の面白さでもあり特徴でもあるわけですが、その割には戦いの結果というのがいつも短絡的に終わってしまっているのが残念。まあ、70年代初頭ですから、その程度の造りでもよかったのかと思うと、映画界も日進月歩ですなぁ~。
お相手のジェシー・シーモア、いわゆるボンドガールのトップ、なかなか美形の女優さんですが、例に漏れずその後成功することはありませんでした。
愛用の銃はPPKなのですが途中で壊され、やむなくS&W M29、8インチステンレスモデル(M629)をぶっ放します。ボンドがリボルバーを握った珍しい作品でもあります。ボンドカーが本作では登場しないのは、車ファンにとってはちと寂しいですなぁ~。
主題歌はウィングスの大ヒットした「Live and Let Die」。
個人的にはジェームス・ボンドと言えば実は「ピアース・ブロスナン」なんですが、ロジャー・ムーアにはアクションがあまり似合わないからかな?
だってロジャー・ムーアって、ショーン・コネリーより3歳も年上なんですからねぇ~(^_^;)
出演:ロジャー・ムーア,ヤフェット・コットー,ジェーン・シーモア,クリフトン・ジェームズ,ジュリアス・W・ハリス,ジェフリー・ホールダー,デイヴィッド・ヘディソン
監督:ガイ・ハミルトン 1973年
主題曲:ポール・マッカートニー 、 リンダ・マッカートニー
BOSS的には・・・★★★☆☆
もっとムービー・アーカイブスはこちら >>> 「ムービー・インデックス」